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「子どもが寝るので静かにして」→「おばさんは黙ってて」と嘲笑う大学生。大家が動いた翌朝、態度が一変した

  • 2026.7.7
「子どもが寝るので静かにして」→「おばさんは黙ってて」と嘲笑う大学生。大家が動いた翌朝、態度が一変した

頼んだ私を鼻で笑った学生たち

夜の九時すぎ、ようやく子どもを寝かしつけたときだった。窓の外から肉を焼く匂いと、若い笑い声が流れ込んできた。

数週間前に向かいへ越してきた大学生らしいグループが、駐車場でバーベキューを始めていたのだ。

この数日、同じ時間になると同じ騒ぎが続いていた。最初は数日で落ち着くだろうと我慢していた。けれど夜ごとに声は大きくなり、寝かしつけたばかりの子どもが泣いて起きる回数も増えていた。

声はどんどん大きくなる。子どもが布団の中でもぞもぞと動きはじめた。私はサンダルをつっかけ、外へ出た。

「21時に子どもが寝るので静かにしてください」

できるだけ穏やかに、頭まで下げてお願いした。けれど返ってきたのは、缶を片手にした薄ら笑いだった。

「おばさんは黙ってて」

一人がそう言うと、周りがどっと沸いた。私の言葉など、はなから相手にする気がないらしい。女が一人で頼んでも痛くもかゆくもない、という態度だった。

頬が熱くなった。それでも、このまま引き下がる気はなかった。

大家が動いた翌朝、態度が一変した

部屋に戻り、賃貸契約の書類に挟んでいた管理会社の連絡先を探した。震える手で番号を押し、事情を淡々と伝えた。

「夜間の騒音で、子どもが眠れないんです」

担当者の声が、すっと引き締まった。

「共用部でのバーベキューは規約違反です。大家さんとすぐ確認します」

話は思ったより早く動いた。その夜のうちに、大家さん本人が駐車場へ姿を見せたのだ。火気は厳禁で、契約書にもそう書いてある、次は退去も考えると低い声で告げると、缶を掲げていた学生の手がぴたりと止まった。

さっきまで笑っていたリーダー格の青年が、言い訳を口にしかけて飲み込んだ。顔から血の気が引いていくのがはっきり分かった。残りの数人はうつむき、火を消し、無言で網や椅子を片付けはじめた。

ちょうど帰宅した隣の住人も足を止め、「うちも眠れなくて困ってたんです」と大家さんに小さくうなずいた。学生たちはますます肩をすぼめ、逃げるように荷物をまとめていった。

翌朝、ゴミ捨て場でその青年と鉢合わせた。彼は私に気づくと、気まずそうに目を伏せた。

「……昨日は、すみませんでした」

昨夜「おばさんは黙ってて」と笑った相手とは、別人のようだった。私は「もう気にしないで」とは言わなかった。「子どもが、やっと朝まで眠れました」とだけ返して、その場を離れた。

それから向かいの部屋は、夜になると嘘のように静まり返っている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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