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「今月も足りないから、金を追加でくれ」お金にだらしない夫。だが、小遣いを月2万円に制限した結果

  • 2026.7.7
「今月も足りたいから、金を追加でくれ」お金にだらしない夫。だが、小遣いを月2万円に制限した結果

給料日に消えるお金

数年前、夫の転職で毎月の収入がぐっと減った。それでも節約すれば乗り切れる、そう思っていた矢先のことだった。

通帳の残高が、給料日の数日後にはほとんど空になっている。問い詰めると、夫はばつが悪そうに目をそらした。

「今月も足りないから、金を追加でくれ」

悪びれもせず、そう手を出してくる。

パチンコに溶かしていたのだと、後になって分かった。しかも結婚前から抱えていたギャンブルの借金まで、このとき初めて発覚したのだ。

督促状の金額を見て、頭の中が真っ白になった。

家計は火の車なのに、夫は「次の給料でどうにかなる」の一点張り。

どうにもならないから今こうなっているのに、その自覚がまるでない。私は子どもたちの寝顔を見ながら、このままではいけないと腹をくくった。

通帳を預かった朝

翌朝、私はテーブルに通帳と家計簿、そして借金の返済計画表を並べた。

夫が起きてくるのを待って、静かに切り出す。

「もう我慢出来ない。通帳は預かるし、小遣いは月2万で我慢して」

夫は一瞬、聞き間違いかという顔をした。

「は?俺の収入だぞ」と気色ばむ。

私は表を指でなぞりながら、収入と支出、返済に回せる額を一つずつ突きつけていった。

「この赤字、どうやって埋めるつもりだったの」

反論しかけた夫の口が、数字の前でぴたりと止まる。ごまかしようのない赤字が、そこに並んでいたからだ。

視線を泳がせ、言葉を探しては飲み込み、しばらく黙り込んだあと、夫は「……分かった」とだけ絞り出した。

その日から、家のお金は私が管理することになった。

小遣いは月2万、ギャンブルは即刻やめること、返済は毎月きちんと積み立てること。約束を紙に書いて、二人で署名した。

ここまでしないと、この人は本気にならないと思ったのだ。

半年後の食卓

最初のひと月、夫はそわそわと落ち着かない様子だった。財布の中身を何度も数え直しては、ため息をついている。

それでも決めた小遣いでやりくりするうち、少しずつ顔つきが変わっていった。

半年が過ぎる頃には借金はきれいに減り、夫は残業も厭わず働くようになった。休みの日には頼まなくても皿を洗い、洗濯物を畳む姿を見せてくれる。

あの朝の一歩を踏み出していなければ、今の穏やかな食卓はなかったはずだ。

「あのとき本気で怒ってくれて、よかった」

ある夜、食卓で夫がぽつりとそう言った。

人は変わらないとよく聞くけれど、変わろうとする姿を隣で見ていると、そうとも限らないと思えてくる。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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