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旅の終わりにスーツケースをポイ捨て!?トラブルを逆手にとった解決策「札幌モデル」

  • 2026.7.6

北海道内にやって来る外国人が増え、潤う北海道経済。
一方、受け入れる側の宿泊施設では、困った事態が起きています。

その現場のひとつが札幌中心部のホテル。

客がスーツケースを置きっぱなしにして帰ってしまうというのです。あるホテルでは3か月で7個にのぼりました。

「保管しておくスペースもないし、処分にかなり費用がかかってしまう。できれば置いていかないのが助かる」

訪れる外国人観光客が増えるにつれ放置も増加。
「いらないだろう」と思うものでも、ホテル側は一定期間保管しなければならず、その場所の確保や廃棄費用が負担となっていました。

そこで、この事態を救うために始まった取り組みがあります。

みんながうれしい循環に

Sitakke

放置スーツケースに頭を抱えたホテル組合が札幌市に相談し、6月から始まった取り組みが「リサイクル事業」です。

札幌ホテル旅館協同組合の細川智之副理事長は「組合・札幌市・物流業者・修理業者の4者でリユース、循環させることができないか考え、今回の事業を始めた」と話します。

まず、札幌市内の物流業者が各ホテルから放置スーツケースを回収し、修理・販売業者に配送します。
受け取った業者がそのスーツケースをリメイクし、全国の店舗で販売する仕組みです。

2月の実証実験では、回収された約100個の放置スーツケースのうち8割ほどをリメイクして販売。売り上げは放置スーツケースの配送料や修理費にあてられ、ホテル側の負担は「ゼロ」になりました。

細川智之副理事長は、札幌だけでなくほかの観光地でも同じような問題を抱えている可能性があるとして「循環型の『札幌モデル』が広がっていくことを期待している」と話します。

トラブルを逆手に取ったこの取り組み。
リメイクされた商品は札幌の「マイスーツケース」の店舗でも買うことができます。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年6月8日)の情報に基づきます。

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