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配置図で彼女の机だけ廊下側にした、俺の本当の理由

  • 2026.7.4
ハウコレ

いちばん集中できる場所を選んだつもりが、彼女の机だけを端に追いやる配置に見えていました。間違っていたのは机の位置ではなく、一人で決めてしまったことでした。

間取り図の上に、二つ目の机の四角を描き足しました。彼女の机をどこに置くか、俺なりに順番に考えていった結果でした。けれどその場所を、彼女がどう受け取るかまでは想像が足りませんでした。

窓際を選ばなかったわけ

彼女は在宅で仕事をしていて、画面に向かう時間が長い人です。窓際は陽あたりはいいものの、日中は表通りの車の音がよく届き、画面にも光が映り込みます。だから集中できるのは、むしろ廊下寄りの壁ぎわのほうだと考えました。俺の机を窓際にしたのは、たまの休みに外をながめるのが好きだったからです。彼女にいい場所を渡したつもりでいました。

「机はそっちでいいよね」と言ったとき

図面を仕上げながら、俺は「机はそっちでいいよね」と言いました。もう答えの出た話のつもりで、顔も上げませんでした。彼女が「私の机だけ、廊下側なんだ」とつぶやいたとき、声の色が変わったのがわかりました。あわてて「そこが一番、仕事しやすいと思ったんだけど」と足しましたが、自分でも言い訳のように聞こえました。

僕が彼女の言葉で気づいたこと

数日後、彼女は「私のこと、後回しにした気がしたんだ」と打ち明けてくれました。その言葉で、ようやく気づきました。俺は一人で考えて、一人で答えを出して、決まったことだけを彼女に伝えていたのです。机の場所が嫌だったのではなく、決める輪の外に置かれたことが寂しかったのだと思います。二人のことであるのに勝手に決め、話し合う姿勢を忘れていました。

そして...

次の休みに、もう一度二人で図面を広げました。机の場所は結局そのままでしたが、今度は彼女が自分の手で四角を書き入れました。配置は変えなくても、決め方は変えられる。俺は大切なことを学びました。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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