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帰省や旅行中に気をつけたい『空き巣被害』元警察官が語る、戸締りだけじゃない“意識するべきポイント”とは…

  • 2026.8.3
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元警察官ライターのりょうせいです。

お盆や夏休みには、実家への帰省や旅行などで数日間、自宅を留守にする人も多いでしょう。

一方で、その不在を狙う空き巣も少なくありません。実際の事件を交えながら、帰省前に見直したい防犯対策を元警察官である私が解説します。

空き巣は、住人が不在の住宅を狙って侵入します

実際に2024年には、関西を中心に6府県で空き巣を繰り返したグループが逮捕されました。捜査では、メンバーの1人が住宅のインターホンを押し、住人が不在かどうかを確認する「不在確認役」を担っていたことも明らかになっています。

このように、犯人は侵入する前に下見を行い、人の出入りや生活状況を確認しているケースがあります。

郵便受けに新聞や郵便物がたまっていたり、夜になっても部屋の明かりがつかなかったりすると、「長期間留守にしている」と判断される可能性があります。

また、カーテンを何日も閉め切ったままにすることも、不在を推測される要因の1つです。

「鍵をかける」だけではなく、「留守だと気付かれない工夫」を意識することも大切です。

SNSの投稿が空き巣のヒントになることも

近年は、SNSの使い方にも注意が必要です。

「今日から実家へ帰省します」「家族で旅行中です」といった投稿や、旅行先の写真・動画をリアルタイムで公開すると、自宅が留守であることを第三者へ知らせてしまう可能性があります。

もちろん、投稿を見る人全員が犯罪者というわけではありません。

しかし、不特定多数が閲覧できるアカウントでは、投稿内容から生活パターンを推測されるおそれもあります。

旅行の思い出は、帰宅後にまとめて投稿するだけでもリスクを下げられます。

帰省や旅行を楽しむためにも、「今どこにいるか」より、「帰ってから共有する」という意識を持つと安心です。

防犯グッズを活用するのも効果的

帰省前は、玄関だけでなく、すべての窓や勝手口の施錠を確認しましょう。

そのうえで、防犯グッズを活用すると、さらに侵入されにくい環境を作れます。

例えば、タイマー式コンセントやスマートプラグを使えば、夜間に照明を自動で点灯させ、「誰かが在宅しているように見せる」ことが可能です。

また、窓には補助錠や防犯フィルムを取り付けることで、侵入までに時間がかかるようになります。

戸建て住宅であれば、人感センサーライトもおすすめです。人が近付くと自動で点灯するため、犯人への心理的なけん制になります。

これらは数千円程度から購入できるものも多く、高額なホームセキュリティを導入しなくても始められる防犯対策です。防犯機器の活用は、自治体や警察でも推奨されています。

空き巣被害は、現金や貴重品を失うだけではありません。

「自宅に侵入された」という事実そのものが、大きな精神的ショックにつながることもあります。

楽しい帰省や旅行を安心して終えるためにも、出発前にもう一度、防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。

帰省の前に、少しでも対策を!

「まさか自分の家が…」と甘く見ず、できる対策を取ること、見直しをすることが大切です。
改めて、チェックしたいポイントは以下の5つです。

  • 郵便物や新聞をためず、生活感がなくならないよう工夫する
  • 帰省や旅行の様子はSNSへリアルタイムで投稿しない
  • 玄関だけでなく、すべての窓や出入口の施錠を確認する
  • タイマー式照明、補助錠、防犯フィルム、センサーライトなどの防犯グッズを活用する
  • 合鍵を屋外へ隠さず、近所に信頼できる人がいれば声をかけておく

帰省前に少し準備をするだけで、空き巣被害のリスクを減らせます。安心して旅行や帰省を楽しむためにも、「留守を悟られない工夫」を取り入れてみてください。


防犯インフルエンサー りょうせい
元警察官(警察歴10年)。生活安全課で行方不明やDVなどの人身事案を担当し、防犯の広報や啓発活動にも携わる。現在は防犯アドバイザーとして活動し、Xや音声配信(StandFM)を通じて、日常生活に取り入れやすい防犯の工夫を発信している。


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