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「知らない人と話したらダメ」では守れない?夏休み“オンラインゲーム”で子供が犯罪に巻き込まれるリスク…元警察官が警告する“ゲーム友達の罠”

  • 2026.8.2
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

元警察官ライターのりょうせいです。

夏休みに入り、子どもが自宅でオンラインゲームをする時間が増える家庭もあるでしょう。

オンラインゲームの魅力は、離れた場所にいる友達だけでなく、ゲーム内で知り合った人とも一緒に遊べることです。

一方で、その交流がきっかけとなり、子どもが犯罪へ巻き込まれるケースも発生しています。

警察庁も、オンラインゲームで知り合った相手から誘い出され、子どもが重要犯罪などの被害に遭うケースについて注意を呼びかけています。

実際に、オンラインゲームで知り合った12歳の男子児童をSNSへ誘導し、性的な画像や動画を送るよう要求したとして、38歳の男が逮捕された事件もありました。

最初から怪しい相手であれば警戒できますが、一緒にゲームを続ける中で攻略方法を教えてもらったり、ゲーム内のアイテムをプレゼントされたりすると、子どもは相手を「ゲーム友達」として信頼してしまうことがあります。

そのため、本人は「知らない人」とやり取りしているつもりがなく、危険を認識できないまま交流を続けてしまうケースも少なくありません。

ゲームからSNSへ移ると危険性が高まる

ゲーム内で親しくなると、「ゲームのチャットは使いにくいから」とSNSなど別の連絡手段へ誘導されることがあります。

その後、本名や学校名、住んでいる地域、顔写真などの個人情報を伝えてしまうケースもあります。

さらに、「一緒に遊ぼう」「実際に会ってみたい」などと誘われ、実際に会いに行ったことで犯罪被害へ発展するおそれもあります。

オンライン上では、相手が伝えている年齢や性別、素性が本当とは限りません。

画面の向こうにいる人物は、子どもと同年代を装った大人かもしれないという意識を持つことが大切です。

保護者ができる対策とは

「知らない人と話してはいけない」と伝えることはもちろん大切です。

しかし、オンラインゲームでは、その言葉だけでは十分ではありません。

子どもは相手を「知らない人」ではなく、「いつも一緒に遊んでいる友達」と認識している可能性があるからです。

そのため、一方的にゲームを禁止するのではなく、「誰と遊んでいるの?」「どんなゲームをしているの?」と普段から話せる関係を作ることが重要です。

また、本名や学校名、住所などの個人情報を教えないことや、ゲームで知り合った相手とは子どもだけで会わないことも、家庭で繰り返し伝えておきましょう。

夏休みは子どもの自由な時間が増える時期です。

だからこそ、オンライン上で誰と交流しているのかにも目を向け、困ったことがあればすぐに相談できる環境を整えておくことが、犯罪被害を防ぐ第一歩になります。

ゲームについて、子どもと話せる関係を作ること

オンラインゲームで知り合った相手との交流が犯罪被害につながることがある、ということを親だけでなく子どもも理解することが重要です。

保護者は一方的にゲームを禁止するのではなく、普段から子どもとゲームについて話せる関係を作りましょう。

オンラインゲームは、正しく利用すれば楽しいコミュニケーションの場になります。一方で、相手の素性が分からないインターネットだからこそ、家庭でルールを確認し合い、安全に楽しめる環境を作ることが大切です。


防犯インフルエンサー りょうせい
元警察官(警察歴10年)。生活安全課で行方不明やDVなどの人身事案を担当し、防犯の広報や啓発活動にも携わる。現在は防犯アドバイザーとして活動し、Xや音声配信(StandFM)を通じて、日常生活に取り入れやすい防犯の工夫を発信している。


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