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3歳の娘に漢字ドリルを強要!? 優しい義母だと思っていたら、異常な教育モンスターだった! 果たしてその支配から逃れることはできるのか?【書評】

  • 2026.7.1

【漫画】本編を読む

『子供を教育ババゴンに預けることになりました 優しい義母のウラの顔』(リアコミ:原作、おかまき:漫画/KADOKAWA)は、義母による子育てへの過干渉が生む恐ろしさを描いたコミックエッセイだ。

本作は「優しい義母のウラの顔」シリーズのひとつ。教育をテーマに、表向きは優しく見える義母が嫁や孫を自分の思い通りに動かそうとする物語だ。

主人公の夏菜子は、育休を経て職場復帰のために娘の保活に奔走する。しかし夫は非協力的で、義母からも小言を言われてしまう。それでも保育園が決まり、仕事に戻れることに安心していたが、入園式当日に入園の申し込みが何者かにキャンセルされていたことが発覚する。復帰を控え追い詰められた夏菜子は夫の進言で義実家に娘を預けることにする。しかし、その選択が思わぬ悲劇の始まりとなる。

読んでいて苦しくなるのは、保活も、仕事復帰の不安も、娘を守る責任も、夏菜子ひとりが背負っていることだ。夫は協力しているようでいて、肝心な場面では味方にならない。義母に預ければいいという提案も一見すると現実的だが、その裏には「身内に頼れるなら問題ない」という雑な考えが透けて見える。

そして娘を預けてからの義母の行動が本作の読みどころだ。3歳の娘に漢字ドリルを強要したり、太るという理由でアイスを取り上げたりと、孫のためとは言いながら子どもの気持ちを置き去りにした押しつけに見えた夏菜子は、義母との子育てに対する価値観の違いを痛感するのだった。

本作は、義母との対立を描いた嫁姑問題であると同時に、我が子を守る母親の奮闘を描いた物語である。義母の優しい顔の裏に隠された支配に気づいたとき、夏菜子はどうやって立ち向かうのか。子育て中の人はもちろん、家族との距離の取り方に悩む人には特に刺さる作品だろう。

文=ちゃむ

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