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【60代エンタメ】「平成中村座」が4年ぶりに浅草で開幕!勘九郎が『助六』初挑戦、勘九郎、勘太郎、長三郎親子三人初共演の『連獅子』に注目!

  • 2026.7.1

十八世中村勘三郎さんの「江戸の芝居小屋を現代によみがえらせたい」という夢から誕生した「平成中村座」が、2026年10月、4年ぶりに浅草へ帰ってきます。
 
すでに中村勘九郎さん、中村七之助さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さんの出演が発表されていましたが、このたび上演演目と主な配役が明らかになりました。勘三郎さんが描いた夢を受け継ぎながら、新たな世代へと芸をつないでいく――。
 
今年の平成中村座は、その歩みを間近で感じられる特別な舞台になりそうです。


今回の見どころは、勘九郎さんが初めて挑む『助六曲輪初花桜』。揚巻はもちろん七之助さんです。そして、勘九郎さん・勘太郎さん・長三郎さん親子3人による初の『連獅子』と、15歳の勘太郎さんが本興行では史上最年少で勤める『御存 鈴ヶ森』の白井権八。中村屋ゆかりの演目がそろい、平成中村座ならではの熱気あふれる舞台が期待されます。

中村勘太郎さん

中村長三郎さん

親から子へ――中村屋の芸をつなぐ、親子3人初の『連獅子』

第一部は、新作舞踊『初帆上成駒宝船』で華やかに幕を開けます。中村橋之助さん、中村福之助さん、中村歌之助さんの成駒屋三兄弟が、自身の襲名披露のために創作された舞踊を、10年の時を経て平成中村座で披露します。

中村橋之助さん

中村橋之助さん

中村歌之助さん

続く『仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居』では、雪景色を背景に親子の情愛が描かれる名場面を上演。七之助さんが戸無瀬を初役で勤めるほか、大星由良之助に勘九郎さん、お石に中村扇雀さん、加古川本蔵に中村鴈治郎さんという豪華な顔ぶれがそろいます。

中村七之助さん

中村扇雀さん

そして、やはり注目したいのが『連獅子』です。
 
十七世、十八世の勘三郎親子から受け継がれてきた中村屋の代表的な演目を、今回は勘九郎さん、勘太郎さん、長三郎さんが親子三人で初めて上演。十八世勘三郎さんから「火の玉のように踊りなさい」と厳しく教え込まれた勘九郎さんが、今度は二人の息子とともに舞台に立ち、中村屋の芸を次代へとつなぎます。

勘九郎が初めて挑む『助六』 若き勘太郎も大役で新たな一歩

第二部は、歌舞伎の名せりふと様式美が楽しめる『御存 鈴ヶ森』から始まります。
中村芝翫さん演じる幡随院長兵衛に対し、白井権八を演じるのは15歳の勘太郎さん。歌舞伎の本興行では史上最年少での挑戦となり、大きな注目を集めそうです。

中村勘九郎さん

そして、勘九郎さんが初めて挑むのが歌舞伎屈指の人気演目『助六曲輪初花桜』。江戸・浅草を舞台にした作品を、まさにそのご当地で上演します。
 
助六に勘九郎さん、揚巻に七之助さんという息の合ったコンビに加え、芝翫さん、鴈治郎さん、扇雀さんらが出演。さらに、片岡仁左衛門さん(23~25日)が、白酒売新兵衛として14年ぶりに平成中村座へ出演します。

片岡仁左衛門さん

勘九郎さんにとって助六は初役。祖父・十七世勘三郎がたびたび演じた一方で、父・十八世勘三郎は生涯演じることのなかった大役だけに、新たな中村屋の歴史を刻む舞台となりそうです。

江戸の空気に包まれて――浅草で楽しむ平成中村座の魅力

平成中村座の場内

平成中村座は、十八世勘三郎さんの「江戸時代の芝居小屋の空気を現代によみがえらせたい」という思いから誕生しました。芝居小屋ならではの舞台と客席の近さ、役者との一体感は、大劇場とはひと味違う特別な魅力があります。
4年ぶりに浅草へ戻る今回の公演では、中村屋が大切に受け継いできた芸と、新たな世代への継承が随所に感じられる演目が並びます。勘三郎さんの夢が息づく芝居小屋で、この秋ならではの歌舞伎を味わってみてはいかがでしょうか。

「平成中村座 十月大歌舞伎」

■日程:令和8(2026)年10月1日(木)~25日(日)
[休演]8日(木)、19日(月)[貸切]23日(金)
■会場:平成中村座(浅草寺境内・仮設劇場)
■前売:8月7日(金)午前10時より電話予約・WEB受付開始
チケットホン松竹 0570-000-489(午前10時~午後5時)
チケットWeb松竹(24時間受付)
ほか各種プレイガイドにて
■ご観劇料(各部・税込):
松席(1階平場席)16,500円/竹席(1・2階長椅子席)16,500円/
梅席(2階長椅子席)13,000円/桜席(2階長椅子席)11,000円/
お大尽席(2階特別席)36,000円
■公演情報:歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/982
■演目:
第一部(午前11時開演)
『初帆上成駒宝船(ほあげていおうたからぶね)』
『仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居(かなでほんちゅうしんぐら くだんめ やましなかんきょ)』
『連獅子(れんじし)』
第二部(午後4時開演)
『御存 鈴ヶ森(ごぞんじ _すずがもり)』
『助六曲輪初花桜(すけろくくるわのはつざくら)』
■出演:中村勘九郎、中村七之助、中村橋之助、中村福之助、中村歌之助、中村勘太郎、中村長三郎、中村芝翫、中村扇雀、中村鴈治郎、片岡仁左衛門(23~25日) _
■主催:松竹株式会社/フジテレビジョン
■製作:松竹株式会社

この記事を書いた人 杉村道子

カルチャー系を中心にインタビュー記事を執筆しています。趣味は歌舞伎、落語、ミュージル、ストレートプレイに小劇場と、ひたすら雑食舞台鑑賞。年に何本見ているのか、最近は怖くて数えていません。

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