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新井貴子さんが何度も読み返す本5冊。コジコジ、”色気”のヒント、解剖学まで意外な愛読書を公開!

  • 2026.6.30
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ウィメンズヘルス日本版アンバサダー新井貴子さんのウェルビーイングな素顔に迫る、連載「モデル貴子さんのA面/B面」。トップモデルらしい、クールでカッコいいA面と、美と健康を追求する意外なオタクぶりが垣間見えるB面を、さまざまなテーマでご紹介していきます。(以後「」内、貴子さん)

第6回目のテーマは“愛読書”。意外にも、読書習慣がついたのはここ数年のこと、と語る。「実は、元々映像で情報を得るタイプ。それが、数年前に夫婦で本のワークショップに参加したことがきっかけで、本の魅力に開眼し、今では書店や古本屋をのぞくようになりました。お休みの日に起きて朝食を食べおわった10時、11時台に好きな本を読むのは至福の時間。移動中も、バッグに必ず一冊入っています」

モデルとしてのキャリアにインスピレーションを与え続けるA面Booksと、身体への飽くなき探求心が垣間見えるB面Booksを紹介してもらいました!

A面:読むたびに自分の軸に立ち返り、前に進む力をくれる3冊Kiko Arai

  • 『コジコジにきいてみた』さくらももこ
  • 『美しい人はこれを食べない』ヘーラト新井寿枝
  • 『MODE ET MODE』

考えすぎてしまう日に。コジコジの自由な言葉に肩の力が抜ける

Kiko Arai
『コジコジにきいてみた』さくらももこ

「私は、子どものころから、ちびまる子ちゃんが本当に大好きで。今でも、さくらももこさんの大ファン。この本は、いろいろな質問にコジコジが応えていくという内容で、仕事の移動中に何度も読み返す1冊です。
子どものころは、もう本能的に(笑)、『まるちゃん面白い!大好き!』という感じだったのですが、大人になってからも、こんなに惹かれるのはなぜだろうと考えてみたときに、この色々張り詰めた社会の中で、さくらももこさんのキャラクターや言葉が、力を抜かせてくれるからなんですよね。

特に私は、完璧を求めて自分で自分の首を絞めちゃうタイプなので、こういう息抜きの要素が必要不可欠なんです」

裏表紙にもコジコジの“ゆる名言”が。 Kiko Arai

「たとえばこの本に『生きるってどういうことですか』という、ともすれば重く深く考えてしまいそうな問いが出てくるのですが、コジコジの答えは『息を吸って吐く‼それが生きる道』。コジコジの、思いもよらないシンプルな答えは、つい考えすぎてしまうとき『あ、また力が入りすぎていたかも。もっと肩の力を抜いていいんだ』と気づかせてくれる。深く考え込むことだけが答えではないと、ふと気づかせてくれる存在でもあります。私にとっては、お守りのような一冊です」

過度なダイエットを経てたどりついた“食事の教科書”

Kiko Arai
『美しい人はこれを食べない』ヘーラト新井寿枝


「こちらは、いわば“栄養的な教養”について書かれた本。実は、1番上の姉が出した本なのですが、身内びいきではなく、本当に今の私にとっても教科書のような一冊なんです。

20代のころ、海外でモデル活動をしていた私たちは、同じ時期に同じダイエットを始めました。それは一切糖質を摂らないという過度な糖質制限で、最初はみるみる身体が絞れて行ったのですが、1ヶ月ぶりに糖質を入れた時、今までに付いたことがない箇所に脂肪がついたりしてしまって……そこから身体を壊してしまいました。年齢を重ねていく中で、体質や体型の変化、ダイエットに対する悩みもすごく似ていて。姉とは何年も一緒に悩んできました。

言語化することに長けている姉は、その長年の経験を一から丁寧に書いて、さらに私自身も取り入れている栄養学の視点や、姉妹でお世話になっていて私たちの“栄養の師匠”ともいうべき歯科医師の山口先生の監修も入っているので、自分にとっても改めて見返したくなる内容なんです。

タイトルだけ見ると少し強く感じるかもしれませんが、この本は“これを食べれば美しくなれる”という足し算の話ではなく、“何を減らすか”という引き算の視点から、食事や健康との向き合い方を考える一冊です。栄養や生活習慣を見直すきっかけにもなると思います」

まっすぐな20代を思い出し挑戦の勇気をくれる私の原点

Kiko Arai

「2013年に本格的にモデルを始めて『パリコレに行く!』と決意したときからずっと買っているんです。当時は、これ以外にも何冊かすべてのコレクションを特集した雑誌があったのですが、毎回コレクションの後にバッと出るのを全部買ってはむさぼるように読んで。『このブランドには今どういうテイストのモデルが選ばれているんだろう』と目指すブランドたちを研究して、併せてYouTubeで映像も見たりして、キャスティングに行くときの衣装や雰囲気作りの参考にしていました。

コロナ期に入って以降、しばらく買っていなかったのですが、今年またタイミングが合えばコレクションに挑戦したいと考えていたので、闘志を高めていきたいというのもあり改めて購入しました。この雑誌を開くと、『あ、このブランドだったら自分はイケるかもしれない!』なんて根拠のない自信を抱いては、目標に向かってまっすぐだった20代の自分が蘇ります(笑)。

さらに、あの時より経験を積んだ分、本当の意味でのブランドが伝えたいものをより深く理解できる気がして。メンタルの立て直し方や身体に合う食事を知った今の自分は、全然違う戦い方ができるのではという予感があります。それがすごく楽しみですね」

B面:色気もトレーニングも”身体を知る”と面白くなる!Kiko Arai

  • 『色っぽいキモノ』井嶋ナギ
  • 『世界一ゆる~いイラスト解剖学』シリーズ 有川譲二

“私なりの色気”を探求するなかでたくさんのヒントをくれる一冊

Kiko Arai『色っぽいキモノ』井嶋ナギ


「この本はマナーや着付けではなく、“どう崩すと美しく、色っぽく見えるのか”という視点がすごく面白いんです。

着物って、ほとんど肌の露出がなくて、身体のラインも見えにくい。一般的なセクシーとはかけ離れているはずなのに、襟の抜き方やお辞儀の仕方といった、所作の中の少しの緩みで、ものすごく色っぽく感じられる。その感覚は、モデルとしての表現や服の見せ方にも通じるなと思っています。

実は、色気について考えるきっかけになった出来事があって。

8年前に、篠山紀信さんに初めて撮影していただいたんです。撮影後に『君、すごくいいけど、色気がないね』と言われまして(笑)。当時の私は、海外に活動拠点を置いて、”目指すはモード”の一点集中、とにかく尖っていた頃。その言葉を聞いて『あ、そうなんだ。私って色気ないんだ』と自分を俯瞰して、色気って何だろうと考えるようになりました。私にとっての色気は、露出の多さや男性目線のエロスではなく、自分の理想とする身体のラインや、服のまとい方、話し方の間、所作の余白のようなもの。まだ模索中ではありますが、この本は、そういう自分なりの色気を考えるうえでも、とても刺激をくれる一冊です」

身体を知ることがトレーニングのモチベーションに!

Kiko Arai『世界一ゆる~いイラスト解剖学』シリーズ 有川譲二

「こちらは、4年くらい前に初めてピラティスに行ったとき、先生に紹介いただいた本。身体のしくみや筋肉、身体の動き、コンディショニングについて、ゆる可愛いイラストでとてもわかりやすく解説してくれるシリーズです。

これを買った4年前は、学生時代に学んだ解剖学を改めて見直したくて、ゆる〜く入ってみるのも面白いかも!と手に取りました。

私はトレーニングをするとき、『今どこに効いているのかがわからないと、もったいない!』と思ってしまうタイプ。せっかく身体づくりをするなら、どこを使っているのか、どの筋肉に働きかけているのか知っているほうが、より楽しく長く続けられると思うんです。解剖学系の本は専門的なものまで本当にいろいろ持っているのですが、このシリーズはイラストも可愛くて、気負わず手に取れる超初級編。最初の一冊にぴったりだと思います。

身体の仕組みを知るにつれ、トレーニングの時間も身体を動かすだけではなく、“自分の内側に意識を向ける”時間に変わっていきます。たとえばそれまで仕事でモヤモヤしていても、トレーニングに入りミリ単位で身体の感覚に集中していると、自然と思考や雑念がシャットアウトされ、まるで瞑想のような時間に。そして終わったら気持ちがカラっと晴れている。そういう毎日をどんどん積み重ねて、身体が変化したのはもちろんですが、自分のマインドの強さも1つステージが上がったように感じます。

身体を知って動かせば、身体も心も変わっていく。身体づくりを始めたい方にぜひ手に取ってみてほしいシリーズです」

プロフィール

新井貴子(Kiko Arai)

大阪府出身。2013年にモデル活動を開始。2017年よりパリ、ニューヨーク、ミラノ、ロンドンの世界4大コレクションに出演。プラダ、バルマン、カルバン・クライン等のショーや、コーチ、ザラのグローバルキャンペーンに起用されるなど国際的に活躍。2022年ラグビー日本代表の稲垣啓太選手と結婚。10年を超えるキャリアのなかで、ストイックな体型管理が原因で体調を崩したことがきっかけで、食への知識も深め、分子栄養学アドバイザーの資格も取得。

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