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「フリマ出品、全部代わりにやって」と図々しいお願いをしてくるママ友。だが、笑顔で断ると空気が一変

  • 2026.6.30
「フリマ出品、全部代わりにやって」と図々しいお願いをしてくるママ友。だが、笑顔で断ると空気が一変

遠回しのマウント

保育園のお迎えで顔を合わせるママ友のひとりは、とにかくブランド志向だった。子どもにはいつも高そうな海外ブランドの服を着せ、すれ違うたびに値段の話をしてくる。

うちの子が量販店の定番の服を着ていると、彼女は決まってこう言った。

「うちはすぐサイズアウトするから、ブランドじゃないと生地が持たないの」

暗に、安物を着せているうちを下に見ているのは伝わってきた。それでも私は、わざわざ張り合う気はなかった。

「そうなんだ。うちは動きやすさ重視だから」

そう受け流すたびに、彼女は満足そうに微笑んでいた。

図々しい依頼

その距離感が崩れたのは、ある朝の立ち話だった。彼女は当然のように私に頼みごとを切り出してきた。

「子どものブランド服、高く売りたいの。でもやり方が分からなくて」

「フリマ出品、全部代わりにやって」

一瞬、聞き間違いかと思った。売上はもちろん全額自分が受け取る前提で、面倒な作業だけをこちらに丸投げするつもりらしい。

「写真も撮って、説明文も書いて、梱包して送るところまで?」

「そうそう。あなた、そういうの得意でしょ」

得意かどうかも知らないはずなのに、彼女はもう私がやる前提で話していた。これまで受け流してきたぶん、すっかり都合のいい相手だと思われていたのだと気づいた。

写真を撮り、状態を書き、値段を調べ、買い手とやり取りして発送する。一度でも出品を経験していれば、それを丸ごと人に頼む図々しさは口にできないはずだった。

「売れたお金は、もちろん全部あなたのものだよね」

「当たり前じゃない。私の服なんだから」

悪びれもしない返事を聞いて、私の気持ちはすっかり冷めてしまった。

はっきり断った朝

私は笑顔のまま、けれどはっきりと言った。

「ごめんね、それは無理だよ」

「そういうのはお断りしてるの」

彼女の表情が、目に見えて固まった。断られるとは想像もしていなかったらしく、口が半開きのまま言葉が出てこない。

「えっ……ちょっとくらい、いいじゃない」

「お金が絡むことだし、トラブルの元だから。自分でやり方を調べるのが一番だよ」

彼女は何か言いかけて、ぐっと飲み込んだ。周りで聞いていた別のママたちが、そっと目配せを交わすのが見えた。

ひとりが小さく「それは図々しいよね」とつぶやく。

「……ケチね」

そう捨て台詞を残して、彼女は足早に去っていった。けれど、その背中はいつもの自信たっぷりな様子ではなかった。

あの日から、彼女がブランド自慢をしてくることはなくなった。会えば挨拶だけ交わす、ちょうどいい距離になった。無理に気を遣う必要もなくなって、お迎えの時間がずいぶん軽くなった気がしている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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