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【ネタバレあり】第5弾は近日公開。大傑作『トイ・ストーリー3』何度観てもラストは大人号泣

  • 2026.6.26

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、ネタバレ上等な私見&本音でおすすめしますよ〜。

よしひろさん、「きのう何観た?」 『トイ・ストーリー3』

story ウッディたちと遊んできた持ち主のアンディは大学に進学。おもちゃたちは整理され、アンディの母によって近所の保育園に寄付される。子ども達ばかりの新天地は一見おもちゃにとって天国に見えたが、じつはクラスによっては地獄で……。

監督:リー・アンクリッチ/声の出演(日本語吹替版):唐沢寿明、所ジョージ、日下由美、勝部演之 ほか/配信:ディズニープラスほかにて配信中
© 2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

何度観てもラストは大人号泣

世紀の大傑作と思っていた『トイ・ストーリー3』、もう16年も経ってしまったのね……。と、なんでこれを掘り返して見たかというと、『トイ・ストーリー5』があるから。そして、某テレビ放映に合わせて某ニコ生で実況しないといけなかったからで〜す。いやー、久しぶりに見直したけど、やっぱり傑作。
 

おもちゃの持ち主アンディくんは冷たいヤツかそうじゃないか。ラストを観たら分かります。

『トイ・ストーリー』シリーズにはなみなみならぬ思い入れがありましてな。あたしにとって、95年の『トイ・ストーリー』は、かけだしの雑誌編集者で映画担当をしていたあたしにとって目が覚めるような思いでしたの。映画はただ娯楽として楽しむだけじゃなくて、新しい表現や新しい技術を使って時代を切り拓く力がある、と実感させてくれた作品だったから。思い出話ですが、95年版の公開前に、先輩編集者から「これは絶対観ておけ、これからのアニメが変わる」って言われたのよね。で、言われた通り、ピクサー・アニメーション・スタジオの長編アニメーション映画のおかげで、世界中のアニメが一変。手描きからCGへ、2Dから3Dへ、キャラクターアニメーションからフォトリアルへ。いろいろな試行錯誤があったり、「ピクサーが成功したんだから!」と雨後の筍のように現れた新しい制作会社がありましたが、ピクサーは残るべくして残った名門スタジオに成長したわけです。

そんなピクサーの代名詞とも言えるシリーズであり、まさかの第5弾まで作られるほどの人気シリーズ。その3作目がなぜに傑作なのか。それはね、おもちゃと別れるときは誰にでもある成長のプロセスってことを語りつつも、おもちゃを楽しむちびっこ時代も成長には欠かせないことを、描いているからなのね。旧作だし、テレビ放映もあったからストーリーは省くけど、なんせ素晴らしいのはエンディング。観たことない人は絶対に観たほうがいいし、大人は絶対に泣く。確実。
 

一見パラダイスの保育園……ですが、ピンクのくまさんロッツォがめちゃ曲者。

おもちゃで遊ぶこと=子どもっぽい仕草、となるのはハイティーンになればみんな経験したことよね。そこでおもちゃを処分したり、きょうだいや親戚へのおさがりにしたりで卒業していくでしょ。でもさー、さんざっぱら子どものころにお世話になったコたちに愛着はないのか、って思うわけよ。そこでこじらせてお部屋や押し入れが大変なことになってしまったあたしみたいなのもいるでしょうけど、思い出がくっついているもんだから簡単には手放せないものなのよね。で、そんなおもちゃを擬人化しているこの作品だから、おもちゃ側の気持ちってのが描かれるわけ。可愛がられていたのに捨てられ、愛されなくなってしまった悲しさたるや……。子どもたちには「ものを大事にしないとダメだおー」というメッセージになるけど、大人にとっては「一緒に育ったあのコたち……(泣)」という思い出と寂寞感。そして完璧な大ラスで描かれる、人にとってのおもちゃとの卒業、そしておもちゃにとって求められているところへの転生! こんなパーフェクトエンディング観たことない! と号泣したわ。
 
とかいって、来週末公開の新作『〜5』はまさかのそれを上回る伏線回収と感動をお約束。びっくりするわよ……。乞うご期待。

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