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自転車の鍵を側溝に落とし絶望する女性。翌朝、名も知らぬ女性が渡してくれて…その裏側に「感謝してもしきれない」

  • 2026.7.9
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

今回のエピソードは、50代女性のAさん(仮名)が、新卒で働いていた頃に経験した出来事です。

毎朝顔を合わせる、名前も知らないおばちゃんから受けた思いがけない親切。 

あれから25年経った今も、その出来事はAさんの心に残り続けているといいます。

側溝に落ちてしまった自転車の鍵

新卒で働き始めた頃、Aさんは毎朝同じバス停を利用していました。

そこには、会えば挨拶を交わし、飴をくれるおばちゃんがいました。

ある朝、バス停の近くに自転車を停めようとしたときのことです。

手にしていた自転車の鍵が、運悪く真下の側溝の穴へ落ちてしまいました

手を伸ばしても届かず、どうすることもできません。

その日は結局、鍵を取り出すことができないまま帰宅するしかありませんでした。

翌朝、おばちゃんが差し出したもの

翌朝、いつものようにバス停へ向かうと、おばちゃんの手には、前日に側溝へ落としてしまった自転車の鍵がありました。

思いがけない出来事に、Aさんはとても驚いたといいます。

おばちゃんは前日の夜、暗くなってから懐中電灯で側溝を照らし、針金ハンガーを伸ばして鍵を引き上げてくれたそうです。

当時、一人暮らしで近くに頼れる人もいなかったAさんは、 そこまでしてくれたおばちゃんの優しさに、感謝してもしきれない思いだったと振り返ります。

伝えられなかった「ありがとう」

しかし、その後まもなくAさんは退職を控えており、おばちゃんと会う機会はなくなり、きちんとお礼を伝えられないまま時が流れてしまったそうです。

あれから25年。

Aさんは、「名前も知らないおばちゃんへの感謝をもう返せないなら、せめて別の誰かに返せる人間になりたい」と思いながら、日々を過ごしているといいます。

あの日の優しさを、誰かへ

名前も知らない人の優しさに、心が救われることもあります。

けれど、その人にもう一度会って、お礼を伝えられるとは限りません。「あのとき、もっと感謝を伝えておけばよかった」と思うこともあるでしょう。

だからこそ、受け取った優しさを別の誰かへの思いやりとしてつないでいくことも、一つの恩返しなのかもしれません。

Aさんが25年経った今も抱き続けている思いは、小さな親切が誰かの人生に長く残り、さらに別の誰かへと広がっていくことを教えてくれる出来事だったのではないでしょうか。 


アンケート実施日: 2026年7月7日

投稿方法: TRILL 募集フォームより

投稿者情報:50代女性・専業主婦

※本記事は投稿者様の体験談を元に作成しています。

※自社で募集したエピソードに基づき、編集部にて事実確認および表現の精査を行った上で公開しています。


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