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SNSで話題の虫除けを毎朝3か所に吹きかけていた30代夫婦、数日後に管理会社から電話が来た“思わぬ内容”

  • 2026.7.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

夏になると、多くのご家庭で頭を悩ませるのが虫対策ではないでしょうか。網戸を閉めたり、市販の虫除けスプレーを使ったりしても、蚊や小さな虫が気になってしまうことは少なくありません。

最近では、SNSで「ハッカ油スプレーを使うと虫が寄り付きにくい」「天然由来だから安心」といった投稿を目にする機会も増えています。市販品ではなく、自分でハッカ油スプレーを作って活用している方も少なくありません。

しかし、戸建て住宅では問題になりにくいことでも、マンションでは思わぬ近隣トラブルにつながるケースがあります。

今日は、SNSで話題の虫対策を取り入れたことで管理会社から“苦情”の連絡が入り、使用方法を見直すことになった30代ご夫婦のお話をご紹介します。

SNSで話題のハッカ油スプレーを毎日使うように

今回の実例は、マンションで暮らす30代のAさんご夫婦です。ある日、奥様がSNSで「ハッカ油は虫除けになる」という投稿を見つけます。

「天然由来なら体に悪くなさそう」

そんな口コミを数多く見かけたことから、市販の虫除けスプレーではなく、自分たちでハッカ油スプレーを作ることにしたそうです。インターネットで紹介されていたレシピを参考に、自宅でスプレーを作成。毎朝出勤前になると、次の場所へたっぷり吹きかける生活が始まりました。

  • ベランダ
  • 玄関まわり
  • 網戸

「たしかに虫も減った気がする!部屋の中までスッキリした香りがして気持ちいいね」

ご夫婦は、その効果に満足していたそうです。

数日後、管理会社から突然の電話

異変が起きたのは、それから数日後でした。管理会社から一本の電話が入ります。

「近隣住民の方から相談がありまして…」

Aさんは、最初は騒音やゴミ出しのことだと思ったそうです。ところが、担当者の話は予想外でした。

「ハッカのにおいが非常に強く、体調が悪くなるので何とかしてほしいというご相談が複数寄せられています」

Aさんは耳を疑いました。

「えっ、ハッカですよ?天然の香りなのにですか?」

担当者は続けます。

「窓を開けて生活される方も多く、風向きの影響で隣のお部屋や共用廊下まで香りが流れているようです」

そのとき初めて、ご夫婦は自宅だけの問題ではなかったことに気付きました。

「天然だから大丈夫」実は“思い込み”

Aさんご夫婦に悪気は全くありませんでした。むしろ周囲に配慮しており、化学薬品よりも天然由来のほうが周囲にも優しいと思っていたそうです。

しかし、香りの感じ方には大きな個人差があります。爽やかだと感じる人もいれば、強い刺激臭に感じる人も。香りに敏感な方や、小さなお子さま、高齢者、呼吸器に不安を抱える方などにとっては、体調不良の原因になることもあります。

管理会社からは「使用をやめてくださいということではありません。使用量や噴霧する場所を見直していただけますか」とお願いされたそうです。

その後、ご夫婦はベランダや共用部分に近い場所での使用を控え、室内を中心に利用するよう切り替えました。

「良かれと思ってやっていたことが、近所の迷惑になるなんて…」

奥様は大きなショックを受け「天然だから安心」「近所にも迷惑はかけていない」という自分たちの思い込みに気付かされたそうです。

マンションではにおいも住環境の一部になる

ハッカ油は、適切な濃度や使用方法を守りながら虫対策として活用している方も多くいます。一方で、マンションでは窓の位置や風向き、換気設備などの影響によって、においが思った以上に周囲へ広がることがあります。

ハッカ油など香りの強い虫対策用品を使用する際は、次のような点を意識しておきたいところです。

  • 適切な濃度で使用する
  • ベランダや共用廊下付近で大量に噴霧しない
  • 風向きや窓を開ける時間帯にも配慮する
  • 香りの感じ方には個人差があることを理解する

また、精油(ハッカ油などのエッセンシャルオイル)は、猫や鳥、フェレットといった小動物にとって刺激が強く、皮膚からの直接吸収や、空気中に漂う成分の吸入などによって中毒症状を引き起こすことがあります。猫などのペットがいる空間での使用は避けましょう。

マンションでは、騒音だけでなく“におい”や“煙”なども近隣トラブルの原因になり得ます。

SNSで話題の対策を取り入れる際も「自宅だけで完結することなのか」「周囲へ影響が及ぶ可能性はないか」という視点を持つことが、快適な共同生活につながるのではないでしょうか。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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