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「5人旅行だから5人乗りで」レンタカー乗車定員どおりに予約したのに…出発前から窮屈になった“想定外の事態”

  • 2026.7.26
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

夏休みの帰省や友人との旅行で「5人だから5人乗りの車」を予約し、当日に荷物が入りきらず窮屈な思いをしたことはありませんか。乗車定員どおりに選んだはずなのに、なぜ失敗してしまうのでしょうか。

本記事では、旅行を快適にするための正しいクラス選びや装備の事前確認など、レンタカー手配でやりがちな予約ミスと具体的な回避策を解説します。

旅の始まりは突然のトラブルから!?乗車定員の落とし穴

お盆休みなどの連休が近づき、レンタカーを手配して遠方へ出かける計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

楽しい旅の始まりとなるはずの出発日ですが、営業所で実車を前にして戸惑ってしまうケースがあります。それは、予想以上にトランクが小さく、用意していたスーツケースやボストンバッグがすべて収まらないというトラブルです。大人が5人集まれば、数日分の着替えだけでもかなりの荷物量になります。

トランクに入りきらなかった荷物は後席の足元や膝の上に置くことになり、いざ全員が乗り込むと車内は出発前から窮屈な状態になってしまうかもしれません。

少し窮屈なまま車を走らせていると、「もう少し大きい車にしておけばよかった」と後悔の念が頭をよぎるのではないでしょうか。このような失敗の背景には、「5人旅行だから5人乗りの車で大丈夫だろう」という思い込みが隠れています。

カタログなどに記載されている乗車定員は、あくまで法律上で乗車できる最大人数を示した数字です。そのため、人数分の荷物を積んだ状態で全員がゆったりと座れるというわけではないのです。

コンパクトカーは小回りがきいて運転しやすい魅力がありますが、大人5人が乗車すると後席には3人が並んで座ることになります。そのため、レンタカー会社によっては5人乗りの車であっても、快適に利用できる人数を2〜4人程度と案内しているケースも見受けられます。

この事実を知らずに車を選んでしまうと、行きから荷物に囲まれ、せっかくの景色を楽しむ余裕すら失ってしまう可能性が高いといえるでしょう。

快適な移動空間は「人数+荷物+時間」で決まる

先ほどお伝えしたような車内での窮屈さを避けるためには、単に大人の人数を数えるだけでなく、複数の要素を組み合わせて想定することが大切です。

具体的には、スーツケースや旅行バッグの数、帰りに増えるお土産の量、そして1回の移動にかかる時間を考慮してみてください。長時間のドライブになるほど、少しの窮屈さが大きな疲労につながるおそれがあります。

もし定員いっぱいになるようなら、乗車スペースと荷室がしっかりと分けられているステーションワゴンや、より広い車室空間と3列目シートを持つミニバンなど、1クラス上の車両を検討してみてはいかがでしょうか。

ワンランク上のクラスにすると車両料金が数千円上がってしまうため、予約時に迷う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、利用する全員の人数で割ってみると、1人あたりの負担増は意外と少なくなることがほとんどです。

実際、5人で割れば1人あたりの負担増は数百円程度におさまるケースもあります。無理に小さな車に荷物を詰め込み、身動きがとれない状態で疲労をためるよりも、少しの追加料金でゆとりある空間を選ぶほうが、結果的に道中も楽しく過ごせることでしょう。

スマホの音楽を流したい!装備の思い込みに要注意

広くて快適な空間を確保できた後は、長旅を盛り上げる車内の環境づくりにも目を向けてみましょう。

お気に入りの音楽は渋滞中のストレスを和らげてくれるものですが、スマートフォンのプレイリストを念入りに準備してきたのに、いざ車に乗り込むと音楽が再生できなかったという失敗もよく耳にします。

レンタカーは特定の車種ではなく、一般的にクラスでの予約となることが多いため、当日の在庫状況によって配車される車の年式や車載装備が変わる可能性があります。Bluetoothなどのオーディオ関連装備は車種やナビの種類によって異なるため、事前の確約が難しい場合があるのです。

また、車載器とスマートフォン側の設定や相性により、接続がうまくいかないケースも想定されます。最近では、Apple CarPlayやAndroid Auto対応のディスプレイオーディオを搭載した車両も増えてきました。

せっかくの準備を無駄にしないためにも、USBのType-AとType-Cなど複数規格に対応したケーブルを念のため持参したり、出発前の停車中に落ち着いてオーディオの設定を済ませておいたりすることで、音楽再生に関するトラブルを回避しやすくなります。

長距離運転を交代する人は出発前に申告しておく

快適な車内環境でお気に入りの音楽を楽しめるようになっても、長距離移動となればドライバーの疲労軽減に向けた対策も欠かせません。

不慣れな道や長時間の渋滞が続くと、予定以上に体力や集中力を消耗してしまうものです。こうした場面で運転を交代したくても、同行者を運転者として申告していなかったというケースがあります。

しかし、無申告のまま同行者に運転を代わってもらうのはリスクを伴う可能性があります。予約者や追加運転者として登録した人以外が運転して事故を起こした場合、保険や補償制度が適用されないおそれがあるためです。大切な家族や友人を乗せているからこそ、万が一の備えは確実にしておきたいところです。

出発時には原則として運転する全員分の運転免許証(原本)の提示が必要です。途中から合流する際の手続きなど、ルールは会社によってさまざまですが、運転する可能性がある人は予約時や出発時に必ず申告しておくことが重要です。

また、交代要員が確保できている場合でも、長時間の移動ではこまめな休憩をとるように心がけてください。

予約前に確認したい5つのポイント

ここまで、レンタカー選びでやりがちな失敗とその具体的な回避策についてお伝えしてきました。

出発当日に営業所で慌てないためにも、予約前に以下の5つのポイントを確認しておくことをおすすめします。

・乗車定員だけでなく各社の推奨人数も確認したか
・乗車人数分の荷物が無理なく載るか
・帰りにお土産が増えることも想定しているか
・スマートフォンを接続するためのケーブル類を準備したか
・運転を代わる可能性がある人を事前に申告したか

レンタカーを手配する際に見るべきなのは、単なるカタログ上の数字ではありません。ご自身と同乗者、そして荷物が目的地まで快適かつ安全に移動できるかを考えることが、楽しい旅行を実現するための第一歩といえるのではないでしょうか。

次回の旅行では、ぜひこれらのポイントを意識して、心ゆくまでドライブを満喫してください。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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