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夫が作った“マズい焼き飯”を「世界一おいしい!」と絶賛したら → 予想外の展開が待っていた

  • 2026.6.26

一人っ子で甘やかされて育ち、家事経験ゼロのまま仕事を辞めてしまった夫。そんな彼を“ある行動”で、頼れるパートナーへと変貌させた実話です。筆者の知人の体験談をご紹介します。

画像: 夫が作った“マズい焼き飯”を「世界一おいしい!」と絶賛したら → 予想外の展開が待っていた

無職で家事ゼロ。ストレスで限界寸前の毎日

私の夫は、一人息子として義両親から過保護に甘やかされて育ちました。結婚後も家事は一切できず、「嫌なことからは逃げたい」という、自立心とは程遠い甘えん坊気質でした。

共働きでなんとか生活していましたが、ある日夫はあっさりと仕事を辞め、無職になってしまったのです。

私が外で必死に働き、帰宅してから休む間もなく家事をこなす一方で、夫は「家事はやり方がわからないから」とスマホを見てゴロゴロするだけ。

「私がこんなに疲れているのに、なぜ少しも手伝おうとしないの!?」と、私のストレスと疲労は爆発寸前でした。

台所の惨状と、味の悪い「初めての焼き飯」

私がイライラを募らせていたある日のこと。バタバタと余裕なく立ち働く私の姿を見て、ついに夫も気の毒に思ったようです。

仕事から帰ると、散らかり放題のキッチンの奥のテーブルに、夫が人生で初めて作ったという「焼き飯」が置かれていました。

正直、見栄えは悪く、味も油っぽくてお世辞にも美味しいとは言えません。「キッチンをもっと綺麗に使ってよ」「味が薄いよ」と、喉まで出かかったダメ出しは山ほどありました。

しかし私は、「ここで文句を言えば、彼は二度とキッチンに立たないだろう」と瞬時に悟りました。私は文句を言いたい気持ちを必死に飲み込み、笑顔を作ってあえて大げさに絶賛したのです。

「うわあ、すっごく助かる! 人に作ってもらったご飯って、世界一美味しいね!」

ダメ出しを我慢して褒める。妻が得た最大の教訓

私のこの大げさな称賛が、夫にとって魔法の言葉になりました。

「妻を助けられた、喜んでもらえた」という成功体験で自信をつけたのか、その日を境に夫は激変。自らネットでレシピを検索し、「料理に必要なものを買ってくる」と自発的にスーパーへ行くようになったのです。

洗濯はいまだに苦手のようですが、代わりに「自分は片付けや掃除が得意だ」と気づき、自主的に家をピカピカにしてくれるようになりました。その後、夫は無事に再就職しましたが、今でも家事を率先して担ってくれています。私が忙しい時は「いつもありがとうね」と労ってくれる神夫に成長しました。

相手を変えたい時、不満をぶつけて正論で殴っても、人は意固地になるだけです。

未熟な結果であっても、まずは「やろうとしてくれた行動」を認めて大げさに褒めちぎること。ダメ出しを我慢するほんの少しの忍耐こそが、夫を頼れる味方に育てる一番の近道なのだと痛感した出来事です。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年05月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。

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