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なぜ妻は余命半年の夫の不倫を公認したのか 「お母さん」扱いされても夫を信じた理由【著者インタビュー】

  • 2026.6.24

【漫画】本編を読む

「ただの浮気」「身勝手すぎる」と話題の不倫マンガ『余命宣告不倫 純愛ぶってるけど、それただの浮気だから』(ミロチ/KADOKAWA)。

主人公・葵は、夫・颯太から「癌が見つかったこと」「余命が半年であること」を告げられてしまう。彼女がショックを受ける中、夫が口にしたのは「死ぬ前に3カ月だけ、初恋の女性と付き合いたい」という願いだった。堂々たる不倫宣言をされてしまった葵は、苦悩の末にその願いを聞き入れる。妻の公認を得て不倫に溺れていく夫だったが、その裏には思いもよらない策略があり…。

パートナーからこんなお願いをされたら、あなたならどうするだろうか? 本作への想いや裏話を著者・ミロチさんに語ってもらった。

——夫から妻へ、同窓会で再会した初恋の女性に指一本触れなかったことを「偉いだろ?」と自信満々に伝える場面にはゾッとしました。彼はどこかズレているような…。この表現で彼のどんな一面を描こうとしましたか?

ミロチさん(以下、ミロチ):夫にとって妻はもはや家族…というか、小さい子どもがお母さんに言う「ねぇ、僕えらいでしょ?褒めて?」みたいな感覚に近かったんだと思います。このセリフは本当に気持ち悪いですね…。

——夫が望む「公認不倫」をバカげたお願いだと思いながらも、彼に助けられた過去があったために、妻はその願いを聞き入れてしまいます。「彼にはあのとき助けてもらったから」このエピソードには、どんな想いがあるのでしょうか?

ミロチ:恋愛関係や友人関係には「助け・助けられ」というつながりがあるもの。本作の葵と颯太の間にも、この先忘れることができない感謝の気持ちや、一生大切にしたい感情がきっとあり、だからこそふたりは結婚したのだと思います。そんな大切な気持ちを引き合いに出したとき、妻は不倫を公認できるのか否か…。

このエピソードによって、不倫を許せるかどうかの判断基準を、読んでいる人にもわかりやすく伝えられたら、と思いました。

文=吉田あき

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