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沖⽥修一監督「デモ⾳源を聴いて涙が出ました」『さとこはいつも』主題歌は折坂悠太の書き下ろし楽曲に決定!

  • 2026.6.24

有村架純×石田ひかり×姫野花春をトリプル主演に迎え、沖田修一監督の長編映画デビュー20周年となるアニバーサリーイヤーに贈る完全オリジナル新作『さとこはいつも』が9月18日(金)より公開となる。このたび、“さとこ”たちの物語(人生)が動きだすエモーショナルな瞬間を捉えた本予告と本ビジュアルが完成し、主題歌情報も解禁された。

【写真を見る】沖田修一監督が「デモ⾳源を聴いて涙が出ました」と語った主題歌「シミレ(feat. 柴⽥聡⼦)」

【写真を見る】沖田修一監督が「デモ⾳源を聴いて涙が出ました」と語った主題歌「シミレ(feat. 柴⽥聡⼦)」 [c]2026 「さとこはいつも」製作委員会
【写真を見る】沖田修一監督が「デモ⾳源を聴いて涙が出ました」と語った主題歌「シミレ(feat. 柴⽥聡⼦)」 [c]2026 「さとこはいつも」製作委員会

これまでも、プッと吹き出さずにいられないユニークでどこかキュートな人間たちを、温かな眼差しで描き続けてきた沖田監督が本作で描くのは、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」という女性たち。初めての恋をもてあまし、妄想が暴走していく中学3年生、15歳の中井聡子(姫野)。不倫も仕事もスランプ気味、迷走中の映画配給会社勤務、35歳の西田沙都子(有村)。子育てがひと段落し、久々の自分時間で夢に目覚めた55歳の飯島里子(石田)。そんな“さとこ”たちが、自由で、みっともなくて、愛おしい日々を「自分の物語」として書き始めたとき、3人の人生が交差していく。

主題歌は、沖田監督たっての希望により、シンガーソングライター折坂悠太の書き下ろし楽曲「シミレ」に決定した。さらに劇中音楽を、シンガーソングライターであり詩人で、奇しくも“4人目のさとこ”となった柴田聡子が作曲。柴田は主題歌にも参加している。また、あわせてそれぞれのコメントも到着した。

このたび解禁される本予告は、沙都子(有村)が“不倫相手の妻にうっかり刺される”という衝撃的なシーンから幕を開ける。その後映しだされるのは、3人の“さとこ”たちの物語が少しずつ、しかし確かに動きだしていく瞬間だ。

劇中⾳楽を“4⼈⽬のさとこ”(!?)柴⽥聡⼦が担当。主題歌にも参加 [c]2026 「さとこはいつも」製作委員会
劇中⾳楽を“4⼈⽬のさとこ”(!?)柴⽥聡⼦が担当。主題歌にも参加 [c]2026 「さとこはいつも」製作委員会

「歌舞伎を見ないで書いた子のなかでダントツだわ」。15歳の聡子は、自身の書いた文章を国語教師(吉田羊)から思いがけない言葉で褒められ、戸惑いながらも、自分の内側からなにかが芽吹く感覚を覚える。35歳の沙都子は、村本(オダギリジョー)との6年間にわたる不倫の日々を、まるで『失楽園』さながらの情熱と滑稽さが入り混じる記憶として振り返り、「エモいぜ」と自嘲気味につぶやく。そして55歳の里子は、健康のためにトランポリンを跳ぶ穏やかな毎日を送りながらも、3人兄弟の子育てを終え、どこか満たされない思いを抱えている。「気がついたらお互いジジババですね」と夫(筒井道隆)に語りかけられ、「私は違いますけど!」と軽やかに返すセリフからは、まだ終わらない人生へのささやかな抵抗が垣間見える。

やがて映像は、それぞれが次の一歩を踏みだしたことで訪れる大きな変化へと加速する。耳鼻科で鼻の孔にネブライザーを突っ込み煙を吹かすという、異性から最も見られたくない状態で鉢合わせたところから始まる聡子の「黒歴史みたいな初恋の物語」。忙しない日々のなかでいつの間にか心の奥にしまい込んでいた「書くことへの夢」を思い出し、新たな一歩を踏みだす里子。そして、「6年に及ぶ不倫のフィナーレ」へ向かって歩き始める沙都子。

「好きなだけ書くといいよ」「好きなだけ書きなさい」「好きなようにやったら」と、動きだした3人の“さとこ”たちの背中を押す、エールの言葉。それぞれが自由に、赤裸々に、愛おしむように紡ぎだす物語が、やがて3人の“さとこ”たちを不思議な縁で巡り合わせていく。笑いと涙、後悔と希望が折り重なりながら、奇跡のように続いていく人生の尊さを映しだした予告編となっている。

さらに、3人の“さとこ”たちに優しく寄り添うように流れるのは、シンガーソングライター折坂が本作のために書き下ろし、同じくシンガーソングライターであり詩人の柴田を迎えて歌う主題歌「シミレ(feat.柴田聡子)」。

折坂は本楽曲について「エンドロールが終わりじゃなく、句読点になるように。またここから物語を紡ぎだす誰かに、思いをはせながら歌いました」と楽曲に込めた思いをコメントしている。本作の劇中音楽も担当した柴田は、「時間をかけてじっくりと物事を描く映像と言葉に満たされ、おかしみ、かなしみ、よろこび、さまざまな感情を抱き込んだ心の開かれる映画」とその想いを語った。

もともとファンであったことから、緊張しつつも強い希望で2人にオファーをしたという沖田監督。柴田が手掛けた劇中音楽については、「柴田さんが作ってくださる音楽はどれもすばらしく、3人の『さとこ』にそっと寄り添うように、彼女たちの心情を引き立ててくれています」と絶賛する。さらに折坂が書き下ろし、柴田と共に歌う主題歌のデモ音源を初めて聞いた際、不思議と涙が出たと明かし、「映画の主題歌としてすばらしいのはもちろん、それとは関係なしに、この曲がただ好きで、いまでも繰り返し聴いています。早くたくさんの人に聴いてもらえるとうれしいです」とコメントを寄せた。

あわせて、本ビジュアルポスターも到着。劇中に登場する台詞、「人にみてもらわないと、なにもないことになっちゃいますから」というキャッチコピーと共に、風にゆれるカーテン、窓からのぞくみずみずしい新緑を背景に、3人の“さとこ”たちが並んで座っている姿が切り取られている。それぞれの表情には、「書くこと」との出会いをきっかけに、人生の新たな一歩を踏みだそうとする静かな決意や衝動など、それぞれのキャラクターがあふれでるデザインだ。

さらに、本作最後の追加キャストとして、沖田監督作品には欠かせない存在、古舘寛治の出演も解禁された。数々の沖田作品で独特の存在感を放ってきた古舘が、本作ではどのような形で3人の“さとこ”たちの人生に関わるのか。演じる役柄については明かされず、映画を観るまでのお楽しみだ。

<スタッフ&アーティストコメント>

●折坂悠太(主題歌担当)

「創作の途中にふと、『これは誰かの物語とつづいてる』と思う事があります。偶然か必然か、時空を超えて、知らない誰かとゆるやかに重なる。この映画の脚本を読んだとき、その不思議な感覚が自分だけのものじゃなかったんだと、ほっこりとうれしくなりました。 煙の立つ彼方、のびる影が重なりあう土手で、柴田聡子さんと待ち合わせ。エンドロールが終わりじゃなく、句読点になるように。またここから物語を紡ぎだす誰かに、思いをはせながら歌いました」

●柴田聡子(劇中音楽・主題歌担当)

「3人の女性がそれぞれに新しい冒険をしていくすてきな作品に音楽で携われたことがとてもうれしく感謝の気持ちでいっぱいです。折坂悠太さんに誘って頂いてエンディングテーマを一緒に歌わせていただいた経験も忘れられないものとなりました。時間をかけてじっくりと物事を描く映像と言葉に満たされ、おかしみ、かなしみ、よろこび、さまざまな感情を抱き込んだ心の開かれる映画だと思います。公開がとても楽しみです」

●沖田修一(監督)

「そもそもファンであるお二人に、映画の音楽をお願いするのですから、とても緊張しました。折坂さんの主題歌のデモを、ソファーでお二人に挟まれる形で聴いたら、なんだか不思議と涙が出まして、映画が報われたような気がしました。歌い手でもある柴田さんに映画音楽をお願いするなど、そもそもしてもよいものか最初は腰が引けましたが、全部杞憂で、柴田さんが作ってくださる音楽はどれもすばらしく、三人の『さとこ』にそっと寄り添うように、彼女たちの心情を引き立ててくれています。柴田さんのハミングはもう、もう一人の『さとこ』のようでした。ずっと以前から、プロデューサーの筒井さんと、いつか折坂さんに主題歌をお願いしようと話していたのが実現しました。そしてさらにそこに柴田さんが参加するとなったときに、ちょっと冷静でいられませんでした。映画の主題歌としてすばらしいのはもちろん、それとは関係なしに、この曲がただ好きで、いまでも繰り返し聴いています。早くたくさんの人に聴いてもらえるとうれしいです」

文/山崎伸子

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