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「え、嘘やろ」気持ち程度のチョコに高級化粧品で返したママ友。合わない価値観に絶句した瞬間

  • 2026.6.26

玄関で毎回押し付けられる「余り物」

同じマンションのママ友の家に子どもを遊ばせに行くたび、私はいつも玄関先で身構えるようになった。

帰り際の儀式のように、彼女は紙袋を差し出してくるからだ。

賞味期限が近い焼き菓子や、開けたばかりの飲料の余り。最初の数回は気軽に受け取れる量と内容で、こちらも素直に喜んでいた。

「買いすぎて余ってるから、もらってくれない?」

毎回そう言って袋を持たせてくる。断っても押し付けるように玄関先に置かれる。

ある日の帰り際、彼女が差し出した紙袋からは妙にしっかりした形のものが覗いていた。

中を覗くと、義母さんが趣味で作っているという立派な編みのかごバッグが入っていた。

「これは余り物のレベルじゃないよね」

私は思わず固まった。手作りで時間も手間もかかっているはずのものを、こんな形で渡されても困る。

返そうとしたが「いいのいいの〜」と笑顔で押し戻され、私はそのまま持ち帰るしかなかった。

気持ち程度のチョコに返ってきた高級化粧品

バレンタインの日も子ども同士を遊ばせる予定が入っていた。お迎えに行く時、私は本当に気持ち程度のひと粒チョコレートを子どもに持たせた。

義理の挨拶代わりで、決して何かを期待する金額ではない。

そして翌月のホワイトデー、玄関のインターホンが鳴った。

出ると、ずしりとした重みの紙袋が目の前に差し出されていた。

中身を見て、私は一瞬声を失った。

百貨店のロゴが入った箱、その中には高級ブランドの化粧水と乳液のセットが収まっていた。

「え、嘘やろ」

口から漏れた声は、ほぼ独り言だった。

気持ち程度のチョコに対する返礼として明らかに釣り合わない。

私はその場で頬がじわじわ熱くなり、悪寒に近い感覚さえ覚えた。お返しは時に重荷になる。これがその典型だった。

使わないなら誰かにあげて〜の本音

後日、機会を見て私は彼女に正直に伝えた。私は美容にほぼ関心がなく、こうした高級ラインを使う習慣もない。

気持ちはありがたいけれど、これは受け取れないから返したい。そうやんわりと話を切り出した。

「使わないなら誰かにあげて〜」

返ってきた言葉に、私は二の句が継げなくなった。

彼女に悪気は一切ない表情だった。むしろ「気にしないで」というニュアンスで笑っている。

お返しの感覚も、物の重さも、釣り合いの概念も、根本から私のそれとずれているのだと痛感した瞬間だった。

ここまで物の価値観が合わないママ友は初めてだった。

贈り物は釣り合いを考えるのが当たり前だと思っていた私には、彼女の天真爛漫さが一番疲れる。

化粧品は結局、家の棚の奥にしまったまま開けていない。次に誘われたら玄関先で受け取らない方法を考えるしかない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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