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第37回「フェルマーの料理」/鈴原希実のネガティブな性格がちょっとだけ明るくなる本

  • 2026.6.24

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みなさん、食べることは好きですか?

私は…

大好きです!

元々学生時代はそんなに食べ物にこだわりがあるタイプではなかったのですが、上京してダンスのレッスンなど日々かなりの体力を使うようになってから、突然食に目覚めました。

今でも色んな現場に行くたびに、周囲の美味しいお店を調べたり。

グルメのサイトを開いては「ここのカキフライ美味しそう…!」とか、「このラーメンめっちゃ美味しそう!」など、行ってみたいお店を調べております。

元々地方の出身なのもあり、TVのグルメ番組でやっている美味しそうなお店に、「明日行こう!」と思い立ったら行けるこの状況が新鮮に嬉しいんですよね。

そういうことありませんか?

まぁ、話は脱線してしまったのですが。

とにかく食べるのが好きだってことです。

そんな私が本日ご紹介するのは「フェルマーの料理」。

数学者を志し、数学オリンピックを目指すも挫折した数学少年・岳。

奨学金は打ち切られ、学食のバイトで学費を稼ぐ無為な日々の中、突然訪れた一人の天才シェフとの出会い。

「数学」が「料理」と交わる時、未知のグルメ世界への幕が上がるという物語です。

私は食べることはもちろん好きなのですが、グルメ系の漫画もすごく好きで。

本日ご紹介するこちらの作品は、数学×料理という題材で、グルメ系の漫画の中でも異彩を放っている作品になっています。

私は偶然本屋さんで見かけて読み始めたのですが、TVアニメ化とドラマ化もされているらしくすごく人気の高い作品ということです。

元々同じ作者さんの「アオアシ」がすごく刺さったので、この作品も読むのをすごく楽しみにしていたのですが、読んでみるといい意味で予想を裏切られて。

「アオアシ」のように熱い気持ちになる描写は変わらず、でもシビアな部分は「アオアシ」以上に描かれていて。

そこがすごく衝撃的でした。

それこそ、主人公が東京に出てきて初日に周りの環境に打ちのめされて過ごす場面や、出来なくて悔しくてどうしたらいいのか分からなくなる場面は、自分自身も上京してレッスンを初めて受けた時に体験したことのある状況だったので、とても共感しました。

「アオアシ」はアオと言いつつも赤い情熱の炎のような、温かみがあって熱くて仲間と共に駆け上がっていくような描写も多かったですが、「フェルマーの料理」は、私のイメージだと青い炎で少しヒンヤリとした冷たさを感じる一方で、その対比で主人公の数学に対する真っ直ぐな情熱が光って見える。そんな作品だなと感じました。

日々色んなことが起こっていく中で、耐え難いこと、理不尽だと感じることも多々あると思います。

「フェルマーの料理」はその現代の理不尽など、どうしようもない冷たさを感じた時にも、それに立ち向かう強さと勇気をくれる作品だなと感じました。

そして、料理の描写も本当に素晴らしいのでグルメな方にもぜひおすすめしたいです。

この機会にぜひ読んでみてください。

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