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【2026W杯】出場国のユニフォームBEST15を総チェック

  • 2026.6.23
Hector Vivas - FIFA / Getty Images

FIFA(国際サッカー連盟)が開催するワールドカップは2026年の今大会、出場する各国代表チームのユニフォームにも高い関心が集まっている。これまでになくファッション性を高めたユニフォームは、かつてはピッチ上の選手たちを見分けるためなど機能性を重視したものだったが、今では入手困難なものもあるほど人気のストリートウェアのアイテムのひとつ。限定モデルはわずか数分で完売し、リセール市場ではヴィンテージのキット(シャツ、パンツ以外も含めたウェア一式)に驚くほどの高値がついたりしている。

また、今大会は出場枠が48に増加。世界中のユニフォームデザイナーたちに、かつてないほど大きな活躍のチャンスを提供した。サッカー(フットボールと呼ぶ国も)の場合、各国の代表チームは自国の伝統的なカラーを取り入れるホームキットと、対戦するチームと同じ色になることを防ぐためにホーム用とは色を変えたアウェイキットの2種類を用意する。

FIFAはキットのアイテムそれぞれに入れる広告や大会バッジの位置、審判の判定に影響を及ぼすことがない色を選ぶことなど、細かいルールを定めているが、それでもデザイナーたちには、それぞれのクリエイティビティを自由に発揮する余地が与えられており、今大会では、歴史や自然、それぞれの伝統を受け継ぐフォークアート、さらにはシュルレアリスムまで、さまざまな要素をデザインに取り入れたキットが採用されている。

また、フランスやアルゼンチン、ブラジルなど、一部の国のチームのキットには、それぞれの国を統括するサッカー連盟の公式ロゴの上に、小さなゴールドの星が描かれていることに気づいている人も多いかもしれない。これらの星は、その国が優勝したことを表し、星の数はその回数を表している。

史上最多となった出場国の代表チームのユニフォームのうち、米『TOWN&COUNTRY』誌が独自に選出したベスト15をアルファベット順にご紹介。

From TOWN&COUNTRY

Marcos Brindicci / Getty Images

アルゼンチン

前回の優勝国であるアルゼンチンのアウェイキットほど、鮮やかに物語を語るものはないだろう。

首都ブエノスアイレスの街中の壁や店舗の入り口、バスの車体などを飾る華麗な伝統的な装飾芸術「フィレテアード・ポルテーニョ」に着想を得て、ブラックの生地にネイビーや明るいブルーで渦巻く葉や枝葉が重ねられている。

CHRISTIAN BRUNA / Getty Images

オーストリア

最も野心的なデザインを取り入れているのは、オーストリアのアウェイキットかもしれない。シャツは鮮やかなピンクとパープルがにじむミントグリーンの大理石柄。その模様の上に、ゴールドのラインで描いた幾何学的なアーチのパターンが重ねられている。ウィーンのカフェ文化への賛辞を込めたデザインだという。

Kevin C. Cox / Getty Images

ベルギー

ベルギー出身のシュルレアリスムの画家、ルネ・マグリットの1928年の作品、現在はイタリア・ヴェネチアにあるペギー・グッゲンハイム・コレクションに展示されている『La Voix des airs(Voice of Space)』にインスパイアされたものだというアウェイキットは、そのコンセプトが最も野心的だといえそう。

マグリットの作品に描かれたシルバーのオーブ(球体)と「B」の文字がモチーフのベルギーサッカー協会のエンブレムを融合させた、パステルピンクとブルーのグラフィックが、シャツ全体に描かれている。

Stephen Nadler/ISI Photos / Getty Images

ブラジル

「ナイキ」の「ジョーダン・ブランド」とのコラボレーションによるデザインを採用したアウェイキットは、アマゾンの熱帯雨林に生息するヤドクガエルがモデル。

黒とネイビーが描くまだら模様に入った鮮やかな黄色とネオンブルーのラインは、美しさと同時に漠然とした威圧感を漂わせており、まさにブラジル代表にふさわしいものだと言えそう。

Vaughn Ridley / Getty Images

カナダ

前回の大会ではユニフォームのデザインを変更せず、前年と同じものを使用していたカナダ。今回は共催国のひとつとして、まったく新たなキットとともに試合に臨んでいる。

「ナイキ」のシニアデザインディレクター、ステュアート・マッカーサー氏は『アトランティック』誌に対し、ブラックがベースのグラフィックが表現しているのは「氷と砕けた氷、それらに打ち勝つこと」だと述べ、さらに「カナダ人をカナダ人たらしめるのは、タフさとレジリエンス(回復力)」だとしている。また、「史上最高の売上高を記録するのではないか」と期待しているという。

Agustin Cuevas / Getty Images

コンゴ民主共和国

イギリスのスポーツブランド「アンブロ」が手がけたコンゴ民主共和国のホームキットには、代表チームの愛称「レオパード」のモチーフが取り入れられている。

同国を象徴する色のひとつ、国旗に使用されているライトブルーのシャツは、見ごろの中央部分に入った白のラインが大胆なアニマル柄を描いている。また、白に加えて赤のラインを袖口や襟元に使用。今大会のユニフォームのうち、最も特徴的なデザインを採用したシャツのひとつとなっている。

Shaun Clark / Getty Images

フランス

「レ・ブルー(Les bleus)」の愛称で知られるフランス代表チームだが、今回のアウェイ用ユニフォームは淡く明るいグリーン。この色は、フランスからアメリカに贈られた「自由の女神像」を表現している。

フランスサッカー連盟のフィリップ・ディアロ会長は同国の国際ニュース専門チャンネル『フランス24』に対し、「シンボルとして完璧」だと思ったと語っている。

CHRISTIAN BRUNA / Getty Images

ガーナ

アウェイ用のユニフォームには、ガーナの首都アクラにある国内最大級の市場、マコラ・マーケットのエネルギー、喧騒、色彩、絶え間ない動きにインスパイアされたデザインが採用されている。

ゴールドイエローのシャツにあしらわれているのは、かつては王族が身にまとった伝統的な織物「ケンテ」に描かれる幾何学的な模様。襟のトリミングに取り入れた赤と緑、ボディの両サイドに入った緑とともに、国旗の色を表現している。

Marc Atkins / Getty Images

コートジボワール

よく見てみると、実はとても手の込んだデザインが取り入れられていることがわかるコートジボワールのアウェイキット。白をベースにゾウやバオバブの花、ヤシの木など、同国の自然の風景をモチーフにしたパターンが、淡く柔らかなトーンのオレンジとグリーンで描き出されている。

Sportsphoto/Allstar / Getty Images

日本

日本のアウェイキットは、国内で最も人気のあるスポーツ、野球の日本代表 チームのユニフォームのエッセンスを取り入れた。

ヴィンテージのユニフォームを思わせるオフホワイトのシャツには、レインボーカラーの12本のピンストライプがあしらわれており、11本はピッチに立つ選手たち、中央の赤いストライプは、日本のサッカーコミュニティ全体を幅広く象徴している。

Agustin Cuevas / Getty Images

メキシコ

今大会の共催国のひとつ、メキシコの代表チームはホームキットに、過去に出場したワールドカップのユニフォームの中でも最も人気が高いデザインのひとつを取り入れた。

1998年フランス大会の精緻なアステカ模様をモチーフにしたユニフォームのデザインにならい、古代アステカで暦として使われていたとみられている一枚岩の彫刻、「太陽の石(ピエドラ・デル・ソル)」の図柄を取り入れている。

Stuart Franklin / Getty Images

ノルウェー

1998年の大会以来となる出場を果たしたノルウェーは、前回のユニフォームを思い出させる国旗がモチーフのデザインを採用。12世紀のヴァイキング時代の建築技術を用い、ユネスコ世界遺産にも登録されている「ウルネスの木造教会」のイメージも取り入れている。

Sportsphoto/Allstar / Getty Images

スコットランド

コーラルレッドにネイビーのピンストライプが入ったスコットランドのアウェイキットは、最も意外性のあるものだったといえるかもしれない。

このデザインは、1900年代初めのユニフォームに採用された「ローズベリー・ストライプ」や、1980~90年代のより大胆なデザインの影響も感じさせる(スコットランドの“国民的”炭酸飲料と呼ばれる「アイアンブルー」を思い出すという人もいるようだが……)。

CHRISTIAN BRUNA / Getty Images

韓国

韓国の伝統芸術によく見られる花を全体にプリントした柔らかいラベンダーカラーのアウェイ用のシャツは、今大会のユニフォームの中でもひときわ目を引くデザインのひとつ。

そのグラフィックの軽やかさを、蓄光素材を採用したという胸部のロゴとエンブレムが引き締めている。

Omar Vega/USSF / Getty Images

アメリカ

アメリカ代表チームのホームキットは、アメリカが前回、開催国となった1994年の大会を思い出させるものとなっている(良くも悪くも話題になった当時のアウェイ用の「デニム風」シャツではなく、ホーム用)。

ホーム用の赤と白のボーダー柄は、はためく国旗をイメージさせるものだという。ただ、2012年のホーム用のユニフォームは、『ウォーリーをさがせ!』のウォーリーの服のようだとして意見が分かれた。それを思い出す人も多いかもしれない。

MAPE

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