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「いや、車は母さんが選ぶから」とファミリーカーの選択を義母に委ねた夫。だが、妻が見せた通帳で態度が一変

  • 2026.6.23
「いや、車は母さんが選ぶから」とファミリーカーの選択を義母に委ねた夫。だが、妻が見せた通帳で態度が一変

折半の約束だったのに

我が家は財布が別々だ。子ども二人がいて、長く乗ったファミリーカーがそろそろ限界という話になった。

「次の車、二人の貯金から半分ずつにしよう」

そう決めたのは夫のほうだった。私も納得して、自分の貯金を切り崩す覚悟でいた。

ところが週末、夫が一枚のカタログを広げてきた。

「車、これにするから。母さんが選んでくれた」

表紙には、予算の倍はする大きな車種が載っていた。義母の好みそのものだ。

「待って、これすごく高いよ。私たちで決めるんじゃなかったの」

「いや、車は母さんが選ぶから」

夫はあっさり言い切った。

義母に相談したら、家族で乗るなら立派な車がいいと太鼓判を押されたのだという。

口出しは無し、と言われて

「選ぶのはお義母さんで、お金は私も半分出すってこと?」

「そうだよ。決まった話だし、お前は口出ししなくていい」

その一言で、頭の芯が冷えた。

お金だけ出させて、選ぶ権利はない。そんな理屈が通るはずがない。

「折半なのに、口出しは無しっておかしくない?」

「母さんのほうが車には詳しいんだよ。これは家族のためだろ」

私は黙って、自分の貯金通帳を持ってきた。

「これ、私が車のために貯めてきた分。半分出すって、ここから出すんだよ」

通帳を開いて、夫の前に置く。コツコツ積み上げた数字が並んでいた。

「あなたの貯金、今いくらある?半額、ちゃんと出せるの」

夫の顔色が、すっと変わった。義母の希望額の半分は、夫の貯金では到底足りない。

口を開きかけて、言葉を飲み込む。

選び直した一台

「…足りない分は、ボーナスでなんとか」

「ボーナスはローンと教育費に回すって、二人で決めたよね」

追い打ちをかけると、夫はとうとう黙り込んだ。義母好みの高級車は、最初から二人の家計で買える額ではなかったのだ。

「半分出す人間が、半分選ぶ。それが折半でしょう」

私がそう言うと、夫は気まずそうに目を逸らした。

後日、義母から電話があったが、夫は「予算的に無理だった」と頭を下げていた。

結局、車は私と夫で展示場を回り、家計に見合った一台を二人で選んだ。

あれほど「母さんが」と繰り返していた夫が、今は私の意見を一番に聞いてくる。

「色、お前の好きなほうでいいよ」

そう言って、夫はカタログを私に差し出した。決める側と従う側。立場は、すっかり入れ替わっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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