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夫の不倫相手が妻の髪型や服装をマネし、SNSで「匂わせ投稿」を繰り返す! 恐怖の執着女に立ち向かう妻の戦いの結末は?【書評】

  • 2026.6.17

【漫画】本編を読む

夫の不倫相手が自分に「なりすまそうと」していたら? そんな設定で描かれるのが『不倫女が「私」になろうとしています』(ともか:原作、リアコミ:企画、ぱんがゆ:漫画/KADOKAWA)だ。

主人公・ともかは、学生時代に演劇サークルで出会った、かずしと結婚する。地味で自信のなかった自分にも優しく接してくれた彼との結婚は、ともかにとって幸せそのものだった。しかし結婚後、かずしは次第にモラハラ気質を見せ始める。そしてある日、ともかは演劇サークル時代の後輩・アンリのSNSを見ていると、投稿されていた写真や文章から夫との不倫が明らかになる。さらに本当に恐ろしいことに、アンリは髪型やメイク、服装までともかに寄せ始めるのである。

最初は偶然と思う程度の違和感だったものが、投稿されるたびに確信に変わっていく。「奥さんに近づけたかな?」という投稿が不気味だ。さらに、わざとともかがSNSを見ているとわかる形で匂わせ投稿を繰り返し、挑発するように密会写真を載せていく。その姿は読んでいるこちらまで胃が痛くなるほどだ。

不倫相手が「夫を奪おうとしている」だけではなく、ともかになろうとし、彼女の居場所はおろか存在そのものが侵食されていく。しかも夫のかずしはその異常さに無自覚なままアンリを受け入れ、一方でともかにはモラハラを続ける。その身勝手さに、読み手の怒りも積み重なっていくだろう。

しかし、ともかはただの被害者では終わらない。傷つきながらも怒りを原動力に、モラハラ夫と不倫相手に立ち向かっていく。弱かった彼女が、追い詰められても折れることなく戦う姿に注目だ。

不倫ものやモラハラ作品が好きな人はもちろん、女の執着の恐ろしさや心理的な恐怖を描いた作品が好きな人にも刺さる作品である。

文=ちゃむ

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