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産声は祝福ではなく“災い”…戦慄の北欧チャイルド・スリラー『ナイトボーン -夜哭-』が8月に公開

  • 2026.6.17

『ハッチング―孵化―』(22)のハンナ・ベルイホルム監督最新作『ナイトボーン -夜哭-』が8⽉28日(金)に公開決定。あわせて、ポスタービジュアルと特報が解禁された。

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子どもを望む新婚夫婦サーガとジョンは、理想の子育てを夢見て、サーガの故郷であるフィンランドの森深い田舎町へと移り住む。北欧神話の気配がいまなお息づく、神秘的な森に抱かれながら結ばれた2人は、やがて待望の子どもを授かる。愛する夫と我が子との幸せな暮らしをとその未来を信じて疑わなかったサーガだったが、産声を聞いて「この子は、“なにかがおかしい”」と、生まれた我が子に拭いきれない違和感を覚える。不安は次第に恐怖へと姿を変え、やがて狂気へと暴走していく。

第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映されるや、「なに一つとして型にはまらない予測不能な展開」、「『ローズマリーの赤ちゃん』の再来」と観客や批評家ともに鮮烈な衝撃を与え、会場を騒然とさせた本作。『ハッチング―孵化―』で、美しくもおぞましい世界観と独創的なストーリーテリングで世界的注目を集めたベルイホルム監督が、再び静謐な自然と神秘性を背景に、理想の家族という幸福の内側に潜む恐怖と、人間の深層心理をえぐりだす。

母親サーガを鬼気迫る怪演で体現したのは『コンパートメントNo.6』(21)のセイディ・ハーラ。その夫ジョンを「ハリー・ポッター」シリーズのルパート・グリントが演じる。

このたび解禁されたポスタービジュアルでは、恐怖の果てに狂気へと飲み込まれていく瞬間を捉えた、ハーラ演じる母親サーガの絶叫顔が強烈なインパクトを放つ。北欧らしい花柄の壁紙に彩られた愛らしい子ども部屋と、その異様な表情とのコントラストが、より一層不穏な違和感を際立たせる。さらに中央には、真っ赤な乳母車が配されている。祝福されるべき存在の象徴であるはずのそれは、得体の知れない恐怖を予感させる。そして、「私は“なに”を産んでしまったのか」というキャッチコピーが指し示すものとはなんなのか。

あわせて解禁された特報映像では、まだ見ぬ我が子との幸せな暮らしを夢見て、自然豊かなフィンランドの田舎町へ移り住んだ新婚夫婦、サーガとジョンの姿が映しだされる。やがて待望の子どもを授かり、幸せの絶頂を迎える2人。しかし、その歓喜の瞬間は突如として恐怖へと変わる。我が子を抱いたサーガは、怯えた表情でつぶやく。「この子、普通じゃない」と。その言葉を境に、不可解な怪異に見舞われるサーガ。そして恐怖は次第に狂気へと姿を変え、彼女を追い詰めていく。

深い森に囲まれた古い屋敷に、蝕まれていく母親の精神、そして最後まで闇夜に隠れて明かされない赤ん坊の姿。母親は、なにを産んでしまったのか。フィンランドの異才が放つ、戦慄の北欧チャイルド・スリラーをぜひ映画館でご覧いただきたい。

文/山崎伸子

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