1. トップ
  2. エピソード
  3. 『一人で頑張ることが正しい』と信じていたあの頃の私。【上司の厳しい一言】で気づいた本当の問題とは

『一人で頑張ることが正しい』と信じていたあの頃の私。【上司の厳しい一言】で気づいた本当の問題とは

  • 2026.6.17

真面目な人ほど、「他の人に迷惑をかけてはいけない」と、一人で無理をしがちです。しかし、その責任感の強さが、時として自分自身を追い詰めてしまうことにもなるようです。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

一人で抱え込むのが当たり前

私は昔から、「自分の仕事は最後まで一人でやり切るべき」と思っていました。
誰かに頼るのは甘えのように感じていたのです。

明らかに自分のキャパシティを大きく超えたタスクを前にしても、「まだ大丈夫」「自分でやった方が早い」と抱え込み、たとえ周囲から「手伝おうか?」と言われても、「いえ、平気ですから」と反射的に断っていました。

結果的に一番迷惑をかけた

でも、ある時ついに限界が来ました。

複数の案件の締め切りが重なり、過労のあまり体調を崩した私は、確認漏れやミスを連発。
結局、納期にも遅れてしまい、同じ部署のメンバーに総出でフォローしてもらうことになったのです。

「迷惑をかけたくない」と頑張っていたはずなのに、一番大きな迷惑をかけてしまった……。
その時点でかなり落ち込んでいたのですが、さらに上司から言われた言葉が、私に大きな衝撃を与えました。

相手へのリスペクト

「君が一人で抱え込むことは、周囲を信用していないのと同じだよ。チームの成長の機会を奪うな」

そう言われた瞬間、雷に打たれたような衝撃を受けました。

私は自分の弱さを見せまいと必死になるあまり、後輩が経験を積む機会を奪い、チーム全体の連携を妨げていたのです。

頼ることも信頼のひとつ

弱さを見せ合い、互いの得意な分野で補い合うことで、逆にチームが動きやすくなることもあるのだと、その時初めて気づきました。

私はそれを理解しようともせず、“責任感が強い自分”に酔っていただけでした。

それ以来、私は意識して周囲に相談したり、「お願いしてもいい?」と言葉にするようになりました。

最初は「人に頼る=敗北」のような気がして怖かったですが、頼ったことで関係が悪くなるどころか、むしろチームの空気が良くなった気がします。

今では、誰かが困っていたら自然に手を貸せるようにもなりました。
自分の限界を認めて、人と支え合えるようになり、ようやく一人前に近づけた気がしています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

元記事で読む
の記事をもっとみる