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「うちの夫を好きになる気持ちも分かるよ?」と勘違いしているママ友。だが、何度も正論をぶつけると

  • 2026.6.18

一方的に始まった嫉妬

公園で知り合ったママ友のひとりが、ある日を境に妙にとげとげしくなった。きっかけは、私の夫と彼女の夫が、たまたま同じ業界で働いていると知れたことらしい。

会社も違うし、会ったこともない。それなのに、彼女はこう言ってきた。

「うちの夫を好きになる気持ちも分かるよ?」

「そちらの旦那さん、稼ぐ能力もないでしょうし」

あまりの言いがかりに、思わず言葉を失った。何をどう答えれば伝わるのか、見当もつかなかった。

「ご主人に興味はないですし、会ったこともありません」

はっきりそう返したのに、彼女の妄想は止まらなかった。

「そうやってムキになるの、逆にあやしいよね」

否定すればするほど、彼女の中では確信に変わっていくらしい。すれ違うたびに含みのある目を向けてきて、ほかのママにも「あの人、油断ならないから」と吹き込んでいるようだった。

同じ業界というだけで、こんなにも粘着されるなんて。気の重い日々が、しばらく続いた。

公園で並べた事実

ある日の公園。数人のママが集まる輪の中で、彼女はまた当てこすりを始めた。

「業界が同じって、やっぱり下心あるよね。気をつけなきゃ」

みんなの前で言われ、さすがに黙っていられなかった。私は声を荒らげず、ただ事実だけを並べた。

「同じ業界というだけで、会社も知りません」

「ご主人とは、一度も会ったことがないんです」

「連絡先も知らないので、好きになりようがないんですよ」

淡々とした私の言葉に、彼女は一瞬きょとんとした。それから、自分の言い分のおかしさに気づいたのか、顔がみるみる赤くなっていく。

周りのママたちが、そっと顔を見合わせた。

「それ……ちょっと、心配しすぎじゃない?」

誰かがそう苦笑いすると、ほかのママも小さくうなずいた。場の空気が、はっきりと彼女から離れていくのが分かった。

「だ、だって、もし万が一ってこともあるし」

「ご主人と会う機会、これからもないと思いますよ」

私が静かに付け加えると、彼女は言葉を探すように口を開きかけ、結局なにも言えずに閉じた。もう、誰の同意も得られないと悟った顔だった。やがて子どもの手を引き、逃げるようにその場を後にする。

残されたママのひとりが、こちらに小さく頭を下げた。

「ごめんね、変なこと吹き込まれてたみたい」

それきり、彼女の当てこすりはぱたりと止まった。公園で会っても、目を合わせず足早に去っていく。立場は、いつのまにか入れ替わっていた。

余計な妄想に振り回される必要は、もうない。穏やかな公園が、ようやく戻ってきた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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