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子どもの大学進学で、“給付型の奨学金”を選択しようとするが…→申し込み時、判明した“想定外の事実”に40代父が絶句。

  • 2026.7.4
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関でマネージャーを務めながら、家計のご相談に日々向き合っている中川です。

今回ご紹介するのは、お子さまの大学費用を「奨学金で何とかなる」と考えていた48歳男性Aさんの体験談です。

返済のいらない給付型をイメージしていたものの、所得の基準で対象にならず、返済の必要な貸与型に頼ることになった経緯をご紹介します。

「大学のお金は、奨学金で何とかなる」と思っていた

Aさんは48歳の会社員。年収は700万円ほどです。

お子さまの大学進学を控え、教育費に少し不安はあったものの、「いざとなれば奨学金がある」と考えていました。

給付型奨学金で月10万円程度もらえることを漠然とイメージしており、それほど心配していなかったといいます。(実際の給付型の上限は、私立大学・自宅外でも月約7.5万円程度です)

申し込んで分かった、給付と貸与の違い

いざ申し込もうとすると、奨学金には大きく二つの種類があると分かります。一つは返済のいらない「給付型」、もう一つは卒業後に返す「貸与型」です。

給付型には世帯所得の基準があり、所得が高い世帯では対象外となる場合があります。Aさんの家庭は基準を超えており、対象になりませんでした。資産にも基準があり、生計維持者が2人の場合は本人と合わせて2,000万円未満が目安とされています。残った選択肢は、返済が必要な貸与型の奨学金です。

「奨学金は返すお金だとは、はっきり意識していなかったんです」

Aさんはそう振り返ります。

返すのは、子ども自身

貸与型の奨学金は、借りるのも返すのも子ども本人です。卒業後、社会人になったお子さまが、毎月決まった額を長い年月かけて返していくことになります。

借りる総額は数百万円になることもあり、生活が苦しくなっている方も少なくありません。奨学金を利用する際には将来の返済のことまで考えて利用するようにしましょう。無理のない借入額にできるかどうかを、進学の前に確かめておくことが大切です。

早めに給付と貸与の中身を調べておく

教育費を奨学金で考えるときは、早めに給付型と貸与型の違いを調べておきましょう。日本学生支援機構の進学資金シミュレーターを使えば、世帯の状況で利用できる種類や、おおよその返済額を確かめられます。奨学金は、高校在学中に申し込む予約採用で早めに手続きしておくと、進学後に慌てずにすみます。

給付型が使えるか、使えないなら誰がどれだけ返すのか。進学の前に家族で話しておくことが、お子さまの負担を軽くすることにつながります。


執筆・監修:中川 佳人
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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