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「白い靴下」をはいた子ギツネ…1年後に出会った「奇跡的な姿」とは?【写真4枚・北海道のかわいい動物たち②】

  • 2026.6.9

今週もインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せられた、みなさまからのお写真をご紹介します。(2026年6月1日〜6月5日ピックアップ分・後編)

前編の記事では、みんなでぎゅうぎゅうに並ぶシマエナガのヒナの写真などをお届けしましたが、この記事は後編です。

リスも木から落ちる!?

Sitakke
Sitakke
撮影:sayu.sayu08さん

この春に生まれ、巣穴から出てきてそれほど間もないエゾリスの赤ちゃんですね。
手を伸ばして食べているのは、イタヤカエデの若芽でしょうか。
2枚目では、ピンク色の舌まで見えていて、なんとも愛らしい姿です。

木の上を自由自在に走り回るエゾリスたち。
見ていると、まるで枝の上を歩くことなど簡単そうに思えてしまいます。でも、子リスたちは意外と失敗もします。

先日、子リスを見に行ったときのこと。
朝から霧雨が降っていましたが、子リスたちは気にする様子もなく元気に動き回っていました。

ところが1匹が、松の木からシラカバへ飛び移ろうとした瞬間――つるり。
手を滑らせて、私の足もとの地面に落ちてきたのです。

もちろん私もビックリ、落ちてきた本人も、かなり驚いた様子でした。

おそらく、表面のザラザラした松の木と違い、シラカバの幹は雨で濡れてツルツルだったのでしょう。
「猿も木から落ちる」ということわざがありますが、子リスの場合は、私たちの想像以上に「木から落ちて」います。

ただ、それも成長の途中。
何度も失敗しながら、少しずつ森を駆け回る名人になっていくのでしょうね。

1年後に出会った「奇跡的な姿」とは?

Sitakke
Sitakke
撮影:mayuminisiさん

1枚目のお写真は、ちょうど1年前の春に撮影なさったものだそう。
巣穴から出てきたばかりの、小さな小さな子ギツネ。

実はこの子、とっても珍しい特徴を持っていました。
本来なら真っ黒なはずの足もと、その左の後ろ足だけが「白い」のです。
まるで片方だけ白い靴下を履いているような、とってもとっても珍しい、そして愛らしい目印でした。

それから1年、同じ場所で、ことしもキツネ家族が暮らしていました。
子ギツネは全部で6匹。
お母さんギツネが巣穴へ戻ってくると、みんな一目散におっぱいへ飛びつきます。
おなかいっぱいになると、今度はお母さんのそばに身を寄せて、なんとも幸せそうな表情。

そんな様子を撮影していて、あることに気がついたのだそうです。

お母さんギツネの「左足が白い」のです。
子ギツネたちを優しく抱き寄せるその姿を見て、このお母さんギツネは、あの子ではないだろうかと感じたそうです。

1年前、白い靴下を履いているようだった子ギツネが、いまりっぱなお母さんギツネに…そう考えると感動がこみ上げてきたとのこと。
とってもステキなお話ですね。

野生のキタキツネの寿命は、およそ5年ともいわれ、生まれて1年で子どもを産み、家族を作ります。
ついこの前まで巣穴の前で遊んでいたような子が、いまは次の命を育てているのかもしれない。

北海道の野山では、こうしてさまざまな命が受け継がれています。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラム やSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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