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「うるせえんだよ!おい!」深夜2時に騒音を出す上の階の住人。数ヶ月後、住人が謝罪したワケ

  • 2026.6.10
「うるせえんだよ!おい!」深夜2時に騒音を出す上の階の住人。数ヶ月後、住人が謝罪したワケ

深夜2時の引きずり音

分譲マンションに引っ越して半年、最初は気にならなかった上階の足音が日に日に重くなっていった。床を踵で叩くような音、椅子を引きずるような音、何かを倒したような衝撃音。眠りに落ちかけた瞬間にドスンと響き、心臓が跳ねて目が覚める。

特にきついのが深夜2時前後だ。ガガガッと家具を引きずるような音が天井を走り、壁越しに振動まで伝わってくる。我が家のリビングの照明が小さく揺れた夜もあった。妻も眠れず、朝には目の下にくまを作っていた。

「うるせえんだよ!おい!」

布団の中で思わず口に出してしまった夜があった。お互い様だと我慢を続けて3か月、私のほうが先に限界に達していた。集合住宅だから多少は仕方ないと言い聞かせても、深夜帯の異音だけは飲み込めない種類のものだった。

張り紙だけの管理会社

管理会社に電話して状況を伝えた。担当者は丁寧に話を聞いてくれたが、返ってきたのは想定どおりの答えだった。

「直接お部屋に伺って注意するのは難しいので、まず掲示板の張り紙で対応させてください」

翌週、エントランスに「夜間の生活音にご配慮ください」という当たり障りのない紙が貼られた。

住人全体に向けた一般的な呼びかけで、誰のことを指しているのかも一切わからない内容だ。だが上階の音はまったく変わらない。むしろ深夜2時台の引きずり音は頻度を増していった。

もう一度連絡を入れても、返答は同じ調子のまま。直接の注意はトラブルになるからしない、と繰り返されるだけだ。妻は寝室を変え、私はリビングのソファで仮眠を取るようになった。寝不足のまま出社する朝が続き、仕事の集中力までじわじわ削られていく。

束で動いた管理会社

潮目が変わったのは、相談を入れてから数か月後のことだった。管理会社の担当者から電話が入り、声色が前回までと明らかに違っていた。

「他のお部屋からも同じご相談が複数届いていまして、正式にご注意させていただきました」

同じフロアと下の階、合わせて4世帯から苦情が上がっていたらしい。1件では動かなかった会社が、束になった声で一気に動いた。その晩から上階の音が嘘のように静まり、深夜2時の引きずり音は完全に消えた。

数日後、エレベーターで上階の40代男性と乗り合わせた。向こうから先に頭を下げてきた。

「気づかず迷惑をかけていました、本当にすみません」

悪気はなかったらしい。仕事のストレスで深夜に部屋の模様替えを繰り返していたという。表情は決まり悪そうで、私の溜まっていた怒りが少しだけ抜けた瞬間だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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