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「それは都合よくない?」責められた私と、会費を握っていたママ友のからくり

  • 2026.6.10
ハウコレ

ランチがお開きになり、まとめ役のママ友が席でさっと会計を済ませてくれました。私はいつものように、言われた金額を財布から出して渡すだけです。仲がいいからと、深く考えたこともありませんでした。ところが帰宅後、スマホに届いた一通のメッセージで、その気軽さは消えていきました。

言われた通りに払うだけ

ママ友たちとのランチ会で、会計をまとめてくれるのは、いつも決まった人でした。彼女とは特に気が合って、よく二人でも出かける仲です。お会計のとき、彼女は「細かいのはこっちで調整しとくね」と言って、私に金額を伝えてくれます。私はその通りに払うだけ。仲がいいから、彼女が気を利かせてくれているのだろうと、ありがたく思っていたくらいです。自分の払う金額が、ほかの人より少ないだなんて、考えたこともありませんでした。

突然の指摘

その気軽な日々が変わったのは、グループチャットに届いた一通のメッセージでした。あるママ友が、こう書き込んだのです。「いつも追加分とか端数が曖昧だけど、それは都合よくない?」と。名指しではありませんでした。けれど、少なく払っているように見えていたのは私です。チャットを読んだほかのママ友たちの顔が浮かんで、私はただ画面を見つめていました。責められているのに、何を責められているのかも、よくわからなかったのです。

確かめてみた金額

落ち着いてから、私はあのメッセージのことをもう一度考えました。本当に、私はずるい払い方をしていたのだろうか。気になって、別のママ友に、前のランチでいくら払ったのかをそっと尋ねてみたのです。返ってきた金額は、同じようなメニューなのに、私よりずっと高いものでした。おかしいと思い、まとめ役に直接聞いてみると、彼女は言葉を濁すばかり。そこでようやく、見えてきました。彼女は仲のいい私には低い金額を伝え、そうでない人には多めに集めて、その差を自分のところでうやむやにしていたのです。

そして...

私は、あの指摘をしてきたママ友に連絡を取りました。「この前のこと、ちゃんと話したくて」と。きちんと謝りたかったし、確かめたことを伝えたかったのです。会って話すと、彼女も同じ気持ちでいたことが分かりました。少なく払っていたように見えた私も、毎回多めに払わされていた彼女も、同じ人の都合で動かされていただけだったのです。

気を利かせてくれていると思っていた優しさは、私を仲間に縛りつけておくための便利な札だったのかもしれません。それでも、対立させられていた相手と、こうして向き合えたことだけは、よかったと思っています。今はあの人と、ときどき二人でお茶をしています。

(30代女性・専業主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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