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「私といて楽しい?」と送った私に、彼が返したのは正論だけだった話

  • 2026.6.10
ハウコレ

入力欄に打ち込んだひとことを、何度も消してはまた打ち直していました。付き合って4年になる彼に、どうしても確かめたいことがあったのです。深い意味があったわけではありません。けれど返ってきた答えは、思っていたものとは少し違っていました。

ふと口にしたくなった、ささやかな不安

付き合って4年が経ち、私たちの毎日はすっかり当たり前のものになっていました。記念日も、おはようのメッセージも、いつのまにか短くなっていきます。それが安心の証なのか、気持ちが薄れたサインなのか、私には判断がつきませんでした。SNSで仲のいいカップルの投稿を見るたびに、うちはどうなんだろうと考えてしまうのです。彼は優しいけれど、好きとか楽しいとか、そういう言葉を口にする人ではありません。だからこそ、一度だけ確かめてみたくなりました。私と一緒にいて、彼は本当に楽しいのだろうか、と。

送ったメッセージと、返ってきた正論

テレビの音だけが流れる部屋で、私は思い切ってメッセージを送りました。「私といて楽しい?」。たったそれだけの質問に、送信ボタンを押すまでずいぶん迷いました。しばらくして、彼から返事が届きます。「楽しくなかったら4年も付き合ってない」。

画面を見つめたまま、私は次の言葉を打てずにいました。彼の言うことは、何も間違っていません。正しい答えのはずなのに、私の心はなぜか晴れませんでした。私が聞きたかったのは、理屈ではなかったのです。「楽しいよ」と、ただ一言そう返してほしかっただけなのかもしれません。

正しさだけでは埋まらないもの

よく考えれば、4年も一緒にいてくれること自体が、何よりの答えなのかもしれません。それでも、言葉にしてほしいと願ってしまう私は、欲張りなのでしょうか。彼がどんな気持ちであの返事を打ったのか、私にはわかりませんでした。面倒だったのか、照れたのか、それとも本心からそう思っているのか。長く一緒にいるほど、相手の心が見えなくなることがあるのだと、このとき初めて知りました。わかっているようで、私は彼の本当の気持ちを、ちゃんと聞けていなかったのかもしれません。

そして...

その後、彼から短いメッセージがもう一通届きました。「さっきのだけど、やっぱり楽しいよ」。たったそれだけの言葉に、私は思わず笑ってしまいました。きっと彼なりに、考えて送ってくれたのだと思います。うまく言葉にできない人だからこそ、その不器用なひとことが、私にはうれしく感じられました。彼の気持ちのすべてを、今でも読み取れているわけではありません。それでも、こうして少しずつ確かめ合っていけたらいい。そう思えるようになりました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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