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「孫に食べさせてあげてね!」賞味期限ギリギリの食べ物を送ってくる義母。だが、冷蔵庫の奥から出てきた食品を見て、思わず絶句

  • 2026.6.11

アポなしで届く見切り品

車で10分のところに住む義母から、週に何度も大きな袋が届く。

中身はスーパーの見切り品コーナーから掻き集めた生鮮食品で、半額シールが几帳面に並んでいた。

閉店間際の値引き棚を回るのが日課らしく、買い物の袋がそのまま我が家の玄関へ運ばれてくる。

「孫に食べさせてあげてね!」

玄関先で笑顔で言われると断りにくい。

夫が「うちは間に合ってる」と何度伝えても、義母は耳に入らない様子で次の週にもまた袋を抱えてやって来た。

子供の好物だけが入っているわけでもなく、義母の好みで詰められた魚や肉が雑多に並ぶ。種類も状態もまちまちで、こちらの献立とは無関係に増えていった。

イチゴ1パックを渡されたときは表面にぽつぽつ黒い斑点が出ていた。

「これはジャムにすれば大丈夫だから」

加熱前提の果物を、孫に食べさせろと言って置いていく感覚が、こちらにはどうしても飲み込めなかった。

1歳の子供にジャムを大量に出すわけにもいかない。結局、その日は私が砂糖と煮詰めて瓶詰めにした。

冷蔵庫も冷凍庫もパンパンに

冷蔵庫は気づけば義母の置き土産で満杯になっていた。

我が家で買った野菜の置き場所がなくなり、急いで消費しないといけない食品の優先順位が崩れていく。

冷凍庫も同じだった。小分けにラップされた魚の切り身、つみれ、ハンバーグの種が、義母の手書きのマスキングテープと一緒に積み上がる。

古いものから使おうとしても、表示の日付がすでに過ぎているものが混ざっていた。

賞味期限切れだらけの引き出しを開けるたびに、ため息が漏れる。

捨てるしかない肉や魚を見ながら、罪悪感だけがこちらに乗っかってくる。

「もう持ってこなくていいって伝えてよ」

夫に頼んでも、「親も孫が可愛いんだから」と笑って受け流されてしまう。義母の善意の塊の前で、こちらの拒否はいつも砕けた。冷凍庫の扉が閉まりきらない日もあった。

去年の昨日のつみれ

ある夕方、夕飯の支度に冷凍庫を漁っていて、奥のほうにつみれを見つけた。

表面に貼られたシールには昨日の賞味期限が印字されている。慌ててすぐに出そうとして、もう一度日付に目を落とした。

年が、去年だった。

「去年の昨日」のつみれが、我が家の冷凍庫で1年以上眠っていたことになる。私は袋ごとそのままゴミに出した。

もったいない精神で集めてくる義母の気持ちは分かる。だが結局、捨てる方がずっともったいないのだ。善意の重さが、台所の隅で静かに腐っていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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