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「明日何時って聞くな!黙ってくれ!」彼に転勤についてきて寂しかった毎日。崩れた新婚生活を救ったきっかけとは

  • 2026.6.10

転勤先で孤独だった新婚半年

結婚して半年、夫の転勤について見知らぬ土地に来た。

新幹線で3時間かかる、私の実家とも縁のない街だ。20代でこの街に来た私には、近所に知り合いが1人もいなかった。

夫は国家公務員で、土日もイベント業務、平日は出張、12連勤も珍しくなかった。

家にいる時間が極端に少ない人だった。私は日中、買い物以外で誰とも口を利かない日が続いた。

最初は気にしないように専業の家事に集中していた。けれど一人の夜が積み重なるうち、夫がたまに早く帰ってきても、私はつい「明日は何時まで?」と聞くようになっていた。

スケジュールが分かれば、夕食を一緒に取れるかが見えるからだ。

すると、ある夜の夫の返事に空気が凍った。

「明日何時って聞くな!黙ってくれ!」

声を荒げて、リビングのドアを叩きつけるように閉めた。私は何が悪かったのか分からず、ただ俯くしかなかった。

新婚の家で、こんな会話しか持てない自分が惨めだった。

365日不機嫌だった夫が出張から帰った夜

それからの夫は本当に余裕がなかった。私の何気ない一言で苛立ち、朝も「行ってきます」が雑に飛んだ。

土曜の朝に味噌汁の具を聞いただけで舌打ちされた日もあった。

1年近く、家の中の空気は常に重く、私はいつしか夫の機嫌を窺うのが習慣になっていた。週末の予定を立てたい気持ちも飲み込み、夕食のメニューを決めるたびに「これでいい?」と聞いてしまう。

新婚らしい甘い会話はどこかへ消えていた。

転機は、3泊の出張から戻った日曜の夜だった。玄関でスーツケースを置いた夫が、靴も脱がないまま私の顔をじっと見て言った。普段は帰宅したら真っ先に風呂場へ向かう人なのに、その日は廊下で立ち止まったまま動かなかった。

「忙しくて余裕なくて、あたってばかりだった、ごめん」

続けて、明日は休みをもらったと。

お寿司を食べに行こうと。

うまく言葉が出なかった。365日ずっと張りつめていたものが、その一言でほどけていく感覚だった。

出張中、車中で何度も考えたんだ、と夫はぽつりと付け足した。私の顔を思い浮かべて、自分が新婚の妻にどんな態度を取ってきたか冷静になれたと。

翌日のランチタイム、転勤先の小さな寿司屋のカウンターで隣に並んだ。

まだ気まずい雰囲気はあった。

でも、あの謝罪の一言で、孤独だった転勤生活の空気が一変した。我慢して言葉を飲み込み続けて良かった、と心から思えた夜だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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