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【内田彩仍さん】暮らしに欠かせない愛用品を大公開

  • 2026.6.7

数年前に、長年住み慣れたマンションから、小さな一軒家に移り住んだ内田彩仍さん。
変わったこと、変えないこと、暮らしに欠かせない道具との寄り添い方を聞きました。

エッセイスト
内田彩仍さん
福岡県在住。夫、愛猫と暮らす。丁寧な暮らしぶりやセンスある着こなしが人気を集める。『衣食住、暮らしに寄り添うもの選び』(集英社クリエイティブ)など著書多数。リンネル.jpの連載も人気。

家事は、生きていくためのもの。
これからも幸せに、健康に暮らすために「道具」はそんな毎日を助けてくれます

年齢を重ね、「健康で清潔に暮らす」ことを意識している内田さん。
家に帰って手を洗ったあと、タオルよりも清潔に拭ける気がしてペーパータオルを使うように。

「健康で清潔に暮らす」ために取り入れたもの

ペーパータオルを洗面台やキッチンにも

キッチンでもクレシアのペーパータオルを使うように。
「2 枚重ねで吸収がよく、繊維が残らないので、お皿を拭いたり、保存容器をアルコールで消毒するときにも便利」。
ケースは山崎実業のもの。重厚感のあるスチール製で磨けて衛生的。

パンかごを木製からステンレスに

朝食のパンは、ジョージ ジェンセンのブレッドバスケットにストック。
「ステンレス製で、洗えて清潔に使えます。生活感を感じさせない見た目も好み。キッチンとリビングが一体なので、愛でて楽しめ、機能性のあるものを選んでいます」

朝食のトレイはアルミニウム製のものに

朝食のとき、各自で運べるように使用しているのがイイホシユミコさんのアルミトレイ。
「木のトレイは洗うと反ってしまうため、アルミニウムのタイプに変えました。持ち運びしやすく、我が家の朝食にはこちらのトレイが合うようです」

いまの暮らしに合った快適な家事道具を選ぶ
住まいが変わっても変わらず好きなものに囲まれて、丁寧な暮らしを続けている内田さん。家事道具は、健やかに暮らすために必要なものと言います。
「家族と幸せに過ごしていくために、道具はなくてはならないもの。最近は夫が在宅勤務をしていることもあって、日常のなかで、〝こんな便利なものを見つけたよ〟、〝こんなふうに使えたら、らくだよね〟などと、なにげない会話のなかにも、家事や道具にまつわる話が増えました」60 代を迎え、暮らし方に対する意識の変化も。
夫婦ともに仕事をリタイアしたあとの第二の人生について、いろいろと考えるようになったそう。「体力的にも、金銭的にも、いままでと同じように暮らすことは難しくなると思うんです。
いまより暮らしを小さくしていくなかで、きっと寂しく感じてしまう瞬間もあると思うけれど、そんなとき、好きで信頼できる道具に囲まれていると、これがあれば十分と思える気がしています」
豊かな気持ちのまま、暮らしを少しずつサイズダウンしていけるよう、家事道具の選び方にも変化が訪れています。

健やかでいるために清らかな空間に
「年齢を重ねていくと、自分でできないことが増え、家の中が衛生的ではなくなったり、いろいろなことが面倒にもなっていくと思うんです。
以前は、トレイやカトラリーなどは木製のものも好きでよく使っていたけれど、手入れしないとどうしてもカビが生えたり、しらけてしまったり。なので、最近は手入れがらくな磁器やステンレス、アルミニウムのもので、デザインが好きなものを選ぶようになりました」
手を拭くときはタオルではなく、ペーパーに変えるなど、より衛生面を意識するように。
「夫が大病を患ったこともあり、自宅で過ごす時間が増えました。そんなとき、体のことを考えると、手に触れるもの、口にするもの、いろいろなものを清潔にしておきたいと思ったんです。
夫婦ふたりで楽しく、幸せに暮らしていくためには健康でいることがいちばん。日々、健やかに過ごせるよう、手入れが簡単でらくに使えるものを上手に取り入れて、生活の質を高めながら手を抜くことも大事だと改めて感じています」

10 年、20 年…… これからもずっと、家になじむ「愛でて楽しい道具」

じっくりリサーチして納得いくものに出合う
内田さんのご自宅には、10年、20年と長く使い続けているキッチン家電や雑貨がたくさん。選ぶときのこだわりは、インテリアになじんで、愛でても楽しく、使い勝手がよいもの。
「インテリアや雑貨を選ぶときは、機能性はもちろんですが、色味を重視しています。木、白、黒、シルバー、グレーからなるべく色味を増やさないように意識してみると、空間がすっきり見える気がしています」
長く使い続けたくなるものに出合うには、根気よく、じっくり時間をかけて選ぶこと。
「欲しいものがあったら、紹介されている本や雑誌でリサーチしたり、ネットの口コミを参考にしたり、YouTube など動画があれば、じっくり観ます」
買って後悔しないために、納得いくものに出合えなければ、いま欲しいと思っていても数年待つこともあるそう。
「調べ尽くしているので、ものが我が家に届いたときには、使い方も手入れの仕方もしっかり把握できている状態です。昔から、自分好みの便利なものを探すことが好きで、よいものに出合えると心が躍りますよね」

注ぎやすく、磨きやすい電気ケトル

スープや紅茶を淹れるときに欠かせない電気ケトルはラッセルホブスのもの。
「ステンレス製で磨きやすく、故障して買い替えるときも同じものを選んで、17 年くらい愛用しています。注ぎ口が細いので、垂れることなくお湯を注げます。
ちょっとしたことだけれど、毎日のことなので、さり気ない機能性に惹かれています」

いつでも好きな焼き加減のパンを

約17 年使い続けているラッセルホブスのクラシックトースター。
ポップアップ式で、ダイアルで焼き加減を調整でき、冷凍したパンもおいしく焼けるそう。
「パンをぽんと入れて、そのままにしておいても、好みの加減で焼き上がります。シンプルな形が好きで、いつも買い替えようと思うけれど、磨きながら使い続けています」

手を入れて洗えるフラワーベース

部屋にいつも花や緑がある暮らしを、長年続けている内田さん。
空間を引き締めるグレーのフラワーベースは、アアルトのもの。「初めてフィンランドを旅したときに購入して、かれこれ16 年、花をしつらえるときに使っています。
デザインだけでなく、洗うときに手を入れることができて、中までしっかり洗えるところもお気に入りのポイント」

好きなコーヒーをいつでも楽しむ

淹れるときは2 台を使い分け、濃いめのコーヒーが飲みたいときはネスプレッソのカプセル式コーヒーメーカー(写真右)を。
愛用歴は約10 年。軽い味わいを楽しみたくて3 年前にドルチェ グストのジェニオ エス プラス(写真左)が仲間入り。
「仕事や家事の合間に、食後に、いつでもおいしく飲めるようにしています」

操作がらくでお手入れしやすいことが大切。 「面倒を助けてくれる道具」

使い勝手のよいものを日々アップデートする
「家事は実験みたいなもの」と話す内田さん。いろいろと試して、使い勝手のよいお手入れがらくなものに出合ったり、自分らしい使い方が生まれたり。
「昔は、自分の時間=家事の時間と思っていたほど、家のことをするのが好きでした。気持ちよく暮らすために、食事の支度をしたり、掃除をして清潔に整えたり。
いまもその気持ちは変わらないけれど、年齢を重ねて〝ちょっと面倒くさいな〟と感じる瞬間も増えました」
毎日を心地よく過ごすために、日々の家事で、大変だなと思うことをらくにしてくれるものが仲間入りしているそう。
「料理をしていて、みじん切りをしなくてよいようにフードプロセッサーを使うようになりました。カビが気になるお風呂掃除だけは念入りにしているのですが、少しでも時短になるよう、水気をさっと拭き取れるクロスを見つけて、とても重宝しています。
家事に使う消耗品は、使い勝手のよいものを探してアップデートするように。自分をらくにしてくれるものに出合えると、心にゆとりができてより快適に過ごせる気がします」

拭きあとを残すことなくスッキリ

お風呂場を拭くタオルで便利なのが、そうじの神様の「浴室用給水&拭き上げクロス」。
「お風呂掃除は時間がかかるので、さっと使えるものを選んでいます。以前は、麻やコットンのタオルを使っていたけれど、毛羽が残ったり、拭きムラが出てしまったりしていたのが、これで水気がさっと拭けて、掃除がらくになりました」

軽くて持ち運びやすい掃除機

階段がある一軒家に引っ越したタイミングで使い始めたのは、通販生活で購入したマキタの掃除機「ターボ・60」。
「コードレスの充電式で軽量だから、持ちながらの移動がしやすいです。ゴミを溜める部分が紙パックなのもお気に入り。ゴミ捨てが簡単で、頻繁に手入れする必要もなく、衛生的に使える気がして、選びました」

ステンレスをいつでもピカピカに

キッチンのステンレスなど金属部分を磨くときに活躍しているのがダスキンの「ステンレスクリーナー」。汚れが気になったらスプレーして拭くだけ。
研磨剤が入っていないので傷の心配もありません。
「指紋や油汚れが気になり、こまめに手入れしていたステンレスの換気扇の掃除も、手軽にできるようになりました」

毎日洗っても形が崩れないバスマット

バスマットは毎日洗っているという内田さん。
ほぼ新品同様のまま2 年ほど愛用しているのがセンコーの「実はすごいバスマット」。
「以前は、見た目だけで選んでいたけれど、最近は機能性も重視しています。さらっと足触りがよく、カビが生えにくく、洗濯機で日々洗っているのにラグのような質感がへたることがありません」

photograph: Kyoko Omori text: Chie Sakuma
 
大人のおしゃれ手帖2026年6月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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