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彼女の愛猫3匹に半年隠してきた俺のアレルギー。打ち明けた夜に伝えた一つの覚悟

  • 2026.6.8
ハウコレ

彼女の家で過ごす時間が増えるほど、症状は確実に悪化していました。けれど、3匹の保護猫を心から愛する彼女の前で、それを口にする勇気が出なかったのです。

初訪問の翌朝に気づいた違和感

最初に彼女の家に泊まった翌朝、目が覚めると鼻の奥に違和感がありました。鏡を見ると目の縁が赤くなっていて、帰宅後にくしゃみが続きました。

子どもの頃、親戚の家で同じことがあったのを思い出して、その日のうちにアレルギー検査を受けました。結果は猫アレルギー陽性。中等度との診断でした。

医師には「猫との接触を避けるのが最善だが、難しければ薬と環境対策で軽減できる」と言われました。

家に帰って、3匹の猫と笑っている彼女の写真をスマホで見返しました。あの保護猫たちを引き取った話を、付き合う前から何度も聞いていたのです。

言えなかった半年

翌週の週末、俺は薬を飲んで彼女の家に向かいました。そこから半年、毎週同じことを繰り返しました。彼女は猫たちを「うちの子」と呼び、保護施設から引き取った経緯を話します。

その横で「実は俺、猫アレルギーなんだ」と切り出すタイミングを、何度も逃しました。

彼女のメッセージでようやく「実は俺、猫アレルギーなんだ」と言えました。

「いつから飲んでる?」と聞かれて「最初に家に行った日から」と返し、「どうして言ってくれなかったの」と続ける彼女に、ようやく本心を打ちました。

「会えなくなるのが嫌で言えなかった」直接言葉にする自信がなかったのです。

「猫を手放さないでほしい」と打った理由

俺が黙っていたせいで、彼女に家族を諦める選択を強いてしまったかもしれない。すぐに追加でメッセージを打ち始めました。

「でも猫は手放さないでほしい。俺が薬を飲んで通うから」

迷ったのは次の一行でした。「3匹ともあの子たちは家族だろ。家族を切るのは違う」送信ボタンを押すまでに少し時間がかかりました。「本当にいいの?」と返ってきたメッセージに、「いいから」とだけ返しました。

半年間、あの子たちと彼女の関係を一番近くで見てきたのは俺です。引き取られた経緯も、夜中に膝に乗ってくる甘え方も、彼女が話してくれた一つひとつを覚えていました。

そして...

翌週末、空気清浄機を一台買って彼女の家に向かいました。自分の家にも一台、玄関には粘着ローラーを置きました。アレルギーは消えませんが、付き合い方を変えれば一緒にいられる。医師の言葉を、初めて自分のものとして受け止められた気がします。

彼女はペットの皮膚科医院でアレルギー対策を相談し、寝室と居間を分ける扉の見積もりを取ってくれていました。

半年隠していた俺と、半年気づかなかった彼女。お互いに引け目を抱えながら、それでも3匹を含めた暮らし方を考えていく。男前な解決策なんて立派なものではなく、ただ、好きな人と好きな猫を手放さない方法を探しただけです。

(30代男性・IT系会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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