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みんな入れる招待リンク、私だけが『このリンクは有効期限が切れています』と表示された画面で抱えた不安

  • 2026.6.7
ハウコレ

スマホの通知音が連続して鳴っていました。同期のグループチャットに次々と「行く!」の絵文字が並んでいきます。けれど私が招待リンクをタップした画面には、見たことのない一行が表示されていました。

私だけが取り残された画面

グループチャットに彼が招待リンクを貼ったのは、業務が終わった少しあとのことでした。同期5人の集まりで、パーティをやろうという話は前から出ていて、ようやく具体的な日程が決まったのです。グループの他のメンバーから、すぐに「行く!」の絵文字が返ってきました。

続けて、彼から私だけに個別メッセージが届きました。「場所の詳細送るね」と一言、もう一本リンクが添えられています。グループにも同じものが貼ってあるはずなのに、わざわざ個別でも送ってくれるんだ。少しだけ嬉しい気持ちになって、私は個別のリンクをタップしました。

画面が切り替わると、そこにあったのはイベントの参加ページではなく、一行のメッセージでした。

「このリンクは有効期限が切れています」

意味がよくわかりませんでした。みんなは普通にタップして反応しています。私だけが、なぜか弾かれている。何度かタップし直しても、やはり同じ画面でした。

「普通に開いたよ」が一番怖かった

同じグループにいる同期の友人に、別のメッセージでこっそり聞いてみました。「リンク開けた?」返事はすぐに来ました。「普通に開いたよ!場所も時間も載ってるやつでしょ?」そのメッセージを読んで、しばらく画面を見つめていました。私のスマホの不具合ではない。みんなには開けて、私だけが開けないリンク。そんなことが本当にあるのでしょうか。

グループのリンクを試せば済んだのかもしれません。けれど私は、彼が私だけに送ってくれたこの一本にこだわっていました。彼から個別に届いたその一本が、よりにもよって私を弾いている。その事実ばかりが頭から離れず、同じリンクを何度も開き直していたのです。

グループには聞けないまま膨らんだ不安

「私のリンクだけ開かないんだけど」とグループに送ろうとして、何度も文面を打ち直しました。「私だけ仲間外れ?」と気にしているように見えるのが嫌で、結局送れません。彼に個別で聞くことも考えましたが、それも踏み込みすぎる気がして、メッセージアプリの入力欄を開いては閉じました。

リビングのソファに座ったまま、スマホの画面を何度もタップしました。期限切れの表示は変わりません。何の役にも立たない情報を、ただ繰り返し確認していました。

考えれば考えるほど、自分のことが情けなくなっていきます。たかが招待リンクひとつで、こんなに揺さぶられている。彼に好意を寄せていなければ、ここまで気にすることもなかったはずです。

そして...

翌朝、彼から個別にメッセージが届いていました。「昨日、リアクションなかったから心配になって」。短いその一文を、何度も読み返しました。

意を決して返信しました。「ごめん、リンクが期限切れで」少し時間を置いて、彼から続けて返事が来ました。

「もしかしたら俺が新しいリンクと古いリンクを取り違えたかも。あと、もしよかったら、当日少し早めに来てくれない?個人的に話したいことがあって」

画面の文字を、何度もなぞるように読みました。彼が私だけに個別で送ってくれた一本は、気にかけてくれた証だったのに、下書きに残っていた古い方のリンクが紛れ込んでいただけだったのです。私が一晩抱えていた不安は、まったく違う場所に届いていたのだと知りました。

「了解。早めに行くね」と短く返信を送って、当日は少しだけ早めに支度をしようと決めました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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