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彼女には「残業」、相手には「フリー」と嘘をついた俺→彼女から届いた一通の連絡

  • 2026.6.5
ハウコレ

誰も傷つけていない。そう言い聞かせていた嘘は、ある一通の連絡で自分の行なったことの重大さに気づきました。

彼女に送り続けた「残業」

恋人とは二年付き合っていました。穏やかで、俺のことを信じてくれた人です。だからこそ、後ろめたさを抱えながら、俺は何度も「今日も残業で遅くなる」とメッセージを送りました。本当は残業などしていません。別の人と会うための、都合のいい言い訳でした。彼女から返ってくる「お疲れさま」を見るたびに、申し訳なさが込み上げました。それでも俺は、嘘をやめることができなかったのです。

もう一人には「フリー」と告げて

別の女性と会うようになったのは、出来心からでした。軽い気持ちで「彼女はいない、フリーだよ」と伝えていました。一度ついた嘘を、今さら訂正することはできませんでした。

本当のことを言えば、その人との時間も、恋人との関係も、どちらも失う。そう考えると、俺はただ口をつぐむしかなかったのです。二人の前で別々の自分を演じながら、いつかこの嘘がばれる日が来るかもしれないという不安だけが、膨らんでいきました。

届いた一通の連絡

そんなある日、恋人から短いメッセージが届きました。「あの人と話したよ。全部、嘘だったんだね」。彼女が俺のスマホで相手の存在を知り、自分から連絡を取っていたのです。

二人が言葉を交わせば、俺がついた二つの嘘は、すぐにひとつにつながってしまいます。残業という嘘も、フリーだという嘘も、もう隠しようがありませんでした。画面を見つめたまま、何を打てばいいのか、見当もつきませんでした。

そして……

俺は、誰も傷つけていないつもりでした。うまく立ち回れば、二人とも幸せにできると、本気で思い込んでいた時期さえあります。けれど実際にやっていたのは、信じてくれる人を二人同時に裏切ることでした。

一通の連絡がすべてを明らかにしたとき、責めるべき相手は画面の向こうではなく自分自身だと、ようやく気づいたのです。二人はもう、俺の前から去っていきました。当然の結果だと思います。これからは、人を裏切るようなことはしない。それだけは心に決めました。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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