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『今が楽だからこのままで』現状維持を望む彼氏→結婚を望む私が突きつけた最後通告

  • 2026.6.5
ハウコレ

郵便受けに、友人からの結婚式の招待状が届いていました。箔押しの封筒を手に取った瞬間、頭に浮かんだのは、5年付き合って3年一緒に暮らす彼のことです。私はこれまで何度も、彼に同じ問いを投げかけてきました。

楽だけど、進まない関係

彼との暮らしは、たしかに居心地のいいものでした。休みの日は二人でだらだら過ごして、好きなものを食べて、笑い合う。喧嘩らしい喧嘩もありません。

ただ、その穏やかさの裏で、私の中には小さな焦りが積もっていました。同年代の友人が次々と家庭を持っていくなかで、私たちの関係だけが、何年も同じ場所で足踏みしているように見えたのです。それでも私は、いつか彼のほうから将来の話をしてくれるはず、と自分に言い聞かせていました。今思えば、私もまた、この心地よさに甘えていたのだと思います。

返ってくるのは、いつも同じ答え

友人からの結婚式の招待状をきっかけに、私はもう一度だけ、勇気を出して将来のことを切り出しました。すると彼は、いつものように軽い調子でこう言ったのです。

「今が楽だからこのままでいいじゃん」

その一言を聞くのは、もう何度目かわかりませんでした。彼にとっては悪気のない、本心からの言葉なのでしょう。でも私には、二人の将来を真剣に考えるつもりがない、という答えにしか聞こえませんでした。楽だからこのまま。その「楽」のなかに、私の不安は入っていないのだと思うと、もう笑ってうなずくことはできませんでした。

突きつけた、最後の問い

それから数日、私は自分の気持ちと向き合い続けました。彼を責めたいわけではない。ただ、宙ぶらりんのままの未来に、もう耐えられなかったのです。

向かい合って食事をしているとき、私はテーブルにスマホを置いて、まっすぐ彼を見て言いました。

「結婚か今別れるか、どっちか決めて」

彼は箸を置いたまま、テーブルの一点を見つめていました。いつも軽口でかわす彼が、口を開きません。私はその沈黙を、黙って見つめていました。

怖くなかったと言えば嘘になります。それでも、ここで流されたら、私はこの先もずっと待ち続けることになる。そう思うと、不思議と気持ちは固まっていました。

そして…

彼は数分間黙っていました。痺れを切らした私は、「もう別れよう。」と口にしました。気持ちを口にできたことだけで、長く抱えていた重たいものが少し軽くなった気がしました。これまで私は、彼の「楽」に合わせることが、二人にとっての幸せだと思い込もうとしていました。でも本当は、ちゃんと未来の話ができる関係がほしかっただけなのです。

寂しい選択だったかもしれません。それでも、自分の人生の時間を、誰かの「このまま」に預けたままにはしたくない。そう思えた今を、私は大事にしたいと思います。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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