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【塩野瑛久】福田監督作に初出演「俳優として“この時が来た”って感じでうれしかった」映画『SAKAMOTO DAYS』インタビュー

  • 2026.6.3

話題作への出演が続く俳優・塩野瑛久さんの最新作は、人気漫画を映画化した『SAKAMOTO DAYS』。一見クールに見える横顔の下で、着実に積み上げられてきた表現への情熱を語る。

念願の福田作品で不死身のサイボーグを不気味に好演

引退して個人商店を営む伝説の殺し屋・坂本太郎が、愛する家族と平和な日常を守るため戦いに身を投じる姿をコミカルに描く『SAKAMOTO DAYS』。週刊少年ジャンプで大ヒット連載中の鈴木祐斗による同名コミックを、福田雄一監督が実写映画化。塩野さんは、福田監督作に初出演となる。

「『勇者ヨシヒコ』の時から、福田監督の作品が好きなんです。数年前、福田さんと偶然すれ違ったことがあって。『福田監督ですよね、いつも作品見ています』とお声がけしました。現場で話したら、監督はそのことを覚えてなかったんですが(笑)、まさか今回ご一緒できるとは。俳優として“この時が来た”って感じで、うれしかったです」

演じるのは、坂本の命を狙うX(スラー)を崇拝する、トナカイの被り物を被る鹿島。耳元まで皮膚をツギハギに縫われ、全身に武器を仕込んだ不死身サイボーグだ。

「(トナカイの)被り物をする役はないと思うので、それだけで面白そうだなと思いました(笑)。役作りでは、アクションも表情も人間味を削ぎ落とし、気味の悪さを出していきました。鹿島という役をより魅力的にできたらいいなと思い、自分なりに解釈して演じました」

いろんなところに愛が注がれているエンタメ作

坂本を演じるのは、Snow Manの目黒蓮さん。劇中激しく戦う敵同士の役どころだけど、印象は?

「クランクインする前に練習場に通い、一緒に手合わせをしました。目黒くんは本当に誠実で、作品に対してすごく向き合っている方。言葉は少なくとも、作品へのベクトルが自分とすごく近しい部分があると感じました。共演できてよかったです」

福田監督組の一員として、本作に参加して感じる作品の魅力は?

「多方面に愛が注がれている作品だと思います。鹿島のビジュアルや武器のクオリティはもちろん、特殊メイクも時間をかけて作っていただきました。そのビジュアルから、こういう怪しさを乗せていこうと、役作りにも影響があり、たくさんの方の力に支えられながら鹿島という役を作れました。ストーリーもアクションも楽しめるエンタテインメントなので、ぜひ楽しんでいただきたいです」

Profile

塩野瑛久

しおの・あきひさ/ 1995年1月3日生まれ、東京都出身。2024年にNHK大河ドラマ「光る君へ」で一条天皇役を演じ、演技派としての注目度をさらに高めた。近年の主な代表作は、ドラマ「無能の鷹」「魔物(마물)」「未来のムスコ」、映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』など。


Information

映画『SAKAMOTO DAYS』

©鈴木祐斗/集英社
©2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
配給:東宝

悪党が恐れる凄腕の殺し屋・坂本太郎は、コンビニで働く女性・葵に一目惚れをしてあっさり殺し屋を引退。結婚を経て、ふくよかな体型になった坂本に懸賞金が賭けられ、悪党が迫る……。全国公開中。

Photograph=Takumi Taniguchi Styling=Takumi Noshiro〈TRON〉
Hair & Make-up=Kanamu Kusakae Text=Miku Sugishima

※InRed2026年6月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

杉嶋未来

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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