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派手じゃない、ヒーローもいない――それでも刺さる! インド新世代が生んだロマコメ『冴えないボクと映えるキミ』

  • 2026.6.2

派手なダンスも、無敵のヒーローもいない。それでも心に残る。そんな新しいインド映画の波が、日本にも到達する。インド新世代ロマンティック・コメディー『冴えないボクと映えるキミ』が、9月4日より日本公開されることが決定した。これまでの「インド映画=豪快でエネルギッシュ」という固定観念を、軽やかに、そして鮮やかに裏切る一本である。

カラフルで洗練された色使い、シンメトリーを意識した画面構成。どこか可愛らしく、肩の力が抜けた映像は、いま世界の映画祭や配信市場で注目される“新世代インド映画”そのものだ。本作は、その象徴的な存在として語られている。

製作費は約4000万ルピーと比較的低予算ながら、世界興行収入はその10倍となる4億ルピーを突破。若手クリエイター主導の作品が、興行面でも十分に通用することを証明してみせた。タミル語映画界における新世代ロマコメの到達点と評されるのも納得だ。

さらに注目すべきは、日本でもヒットを記録した『ツーリストファミリー』の制作陣が再集結している点である。同作で注目を集めたアビシャン・ジーヴィントは、本作では主演としてもスクリーンに登場。瑞々しい存在感で、10代から20代へと移ろう若者の時間を体現する。監督を務めたのは、同じく若手のマダン。気心の知れたチームだからこそ生まれたテンポ感と脚本の巧みさが、物語を心地よく前へと運んでいく。

物語の中心にいるのは、リモートワークで静かな日常を送る青年サティヤと、SNSで輝くインフルエンサーのモニシャ。真逆の世界に生きてきたふたりが、偶然の出会いから小さな旅に出る。その旅が浮かび上がらせるのは、「あのとき言えなかった本音」という、誰もが胸にしまい込んできた感情だ。
『冴えないボクと映えるキミ』は、9月4日より新宿ピカデリーほか全国順次公開。現在開催中のインディアンムービーウィーク2026では、キネカ大森にてイベント限定チラシも設置されている。インド映画の“いま”を体感するには、これ以上ない一本だ。

【STORY】
チェンナイに暮らす若いデザイナーのサティヤは、姉に強制されてカフェでの一対一のカジュアルなお見合いの場に赴く。気乗りしない彼
は、相手の女性モニシャについて下調べもしなかった。モニシャと会い話をした彼は、偶然にも彼女の出身地が自分と同じ地方都市ティ
ルチで、しかも1学年の差で同じ高校に通っていたことを知る。そこから2人は、高校時代のそれぞれの叶わなかった初恋について語り、
その相手に再会しようと、一緒に行動を始める。

出演:アビシャン・ジーヴィント、アナスワラ・ラージャン/シャシクマール(特別出演)、カマレーシュ・ジャガン(特別出演)
監督・脚本:マダン 音楽:ショーン・ロールダン 編集:スレーシュ・クマール
製作:サウンダリヤー・ラジニカーントほか 撮影:シュレーヤース・クリシュナ
製作会社:ザイオン・フィルムズ、MRPエンターテインメント

2025 年/インド/タミル語/141 分/原題:With Love/字幕:大西美保/字幕監修:小尾淳
配給:SPACEBOX/ラビットハウス 審査前(G 相当) © Zion Films © MRP Entertainment
HP:https://spaceboxjapan.jp/saebae/(準備中) / X アカウント:https://x.com/spacebox_jp

9 月 4 日金より、新宿ピカデリーほか全国順次公開

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