1. トップ
  2. エピソード
  3. 「この人、かっこいいよね」テレビの芸能人を褒めただけだった。その瞬間、彼の本性が発覚した

「この人、かっこいいよね」テレビの芸能人を褒めただけだった。その瞬間、彼の本性が発覚した

  • 2026.6.4

芸能人の名前を出しただけでキレられた

20代前半のころ、2つ年上の元彼と半年ほど付き合っていた。

フリーターで、束縛だけは人一倍強い人だった。

ある夜、テレビを見ながら冗談半分で芸能人の名前を口にした。

「この人、かっこいいよね」

それだけで彼の顔色が変わった。

本気で怒り始め、なじるような言葉が次々と出てきた。

理由を尋ねても「お前が悪い」の一点張りで、謝っても収まるまでに相当な時間がかかった。

芸能人の名前を出しただけでこんなことになるとは、最初は信じられなかった。

誕生日の扱いにも大きな差があった。

彼の誕生日には旅行を企画し、宿の手配から費用の全額まで私が出した。

喜んでくれたのは覚えている。ところが私の誕生日当日、彼からは連絡一つなかった。

夜になって会っても、プレゼントも食事の誘いも何もなかった。

「お金がないから」という言葉が返ってきた。彼の誕生日には旅行代を出した私を前にして、その言葉は空虚に響いた。

(これが普通なのかな)と自分を納得させようとしたが、どうしても釈然としなかった。違和感は少しずつ、でも確実に積み重なっていった。

強い言葉で引き止めようとしても、別れは変わらなかった

半年が過ぎた頃、気持ちが固まった。このまま続けても、二人にとっていい方向にはいかない。そう判断して別れを切り出した。

彼は激しく抵抗した。

「絶対に別れない」

強い言葉で引き止めようとしてきたが、首を縦には振らなかった。

感情的になるのをこらえながら、はっきりと伝えた。関係を続ける気持ちはないと。

別れてからしばらくは連絡が来ることもあった。

でも、気持ちは揺らがなかった。自分の判断が間違っていたとは思えなかったから。

半年ほどが過ぎた頃、新しい出会いがあった。

穏やかで、誕生日をきちんと覚えていてくれる人だった。

束縛とは無縁で、お互いの時間を尊重し合えた。どこかへ行くたびに報告を求められることもなかった。

今はその人と結婚し、子どもにも恵まれている。

毎日が地味でも、安心して笑える場所がある。隣に怒鳴る人がいない、それだけで十分だと思えた。

元彼と別れなければ、こんな日常には出会えなかったと思う。

元彼はその後も何も変わらなかったと共通の知人から耳にした。誰かの足を引っ張ることに必死な人のままで、相手を変えながら同じことを繰り返しているらしい。でも、それはもう私には関係のないことだ。あの夜「絶対に別れさせない」と引き止められたとき、首を縦に振らずにいた自分を、今でも誇らしく思う。あの決断を後悔したことは一度もない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる