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彼女からの予定キャンセル連絡に「ふーん」と返した俺が、5分後に送ったひとこと

  • 2026.6.2
ハウコレ

昔から好意をまっすぐ口にするのが苦手で、メッセージの返事はついそっけないものになってしまいます。ある金曜の夜、彼女から届いた一通が、自分の不器用さを突きつけることになったのです。

突然届いた連絡

仕事帰りの電車の中で、彼女からメッセージが届きました。「週末の予定キャンセルになった」。短い一文を見て、心の中ではすぐに反応していました。今週は仕事が立て込んで会えていなかった分、これは会えるチャンスだと。

しかし、画面に打ち込んだのは「ふーん」のひとこと。送信ボタンを押した瞬間、自分でも信じられませんでした。本当はずっと会いたかったのに、出てくるのはいつもこういう返事です。なんでこんな打ち方しかできないんだろう。送ってしまった文字を、しばらく見つめていました。

「ふーん」と打った後で

その「ふーん」が気になっていました。彼女の方から「空いたよ」と言ってくれたのに、こちらの返事があれでは、もう会わなくていいと思われても文句は言えません。今までだって、好きだと素直に言えなくて何度も拗ねさせてきました。「会いたい」と一言打てばいいだけのことが、どうしてこんなに難しいんだろう。プライドなのか、断られた時の保険なのか。自分のことなのに、よくわかりません。スマホを置いては手に取り、また置いて、を何度も繰り返し、入力欄にカーソルだけが点滅していました。

5分間の葛藤

気がつくと、「ふーん」を送ってから5分が経っていました。このまま黙っていたら、本気でなかったことにされる。そう思った瞬間、ようやく覚悟が決まりました。打ち込んだのは「じゃあ空いてる?」。

送る前に何度も読み返しました。「会いたい」とは書けない。「俺も予定ない」とも書けない。精いっぱい歩み寄って出てきたのが、この問いかけでした。送信ボタンを押してしまえば、もう取り消しはききません。返事が来るまでの間が、ずいぶん長く感じられました。

そして...

週末当日、待ち合わせ場所で会った彼女はいつも通りで、こちらの慌てぶりには気づいていない様子でした。別れ際、ふと「予定キャンセルになって、よかったな」と口にすると、彼女は小さく吹き出しました。あの5分間のことを察しているのかどうかは、わかりません。

ただ、こうして横で笑ってくれている事実が、不器用な自分を許してくれているような気がしました。次は、もう少しだけ素直に返事ができたらいい。送信ボタンを押すまでに、また5分かかるかもしれません。でも、いつかゼロにできる日まで、彼女のそばにいたいと思うのです。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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