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月間プロ野球総括(5月)セ・リーグ編<後編>

  • 2026.5.31

セ・リーグの後編は、開幕から約1ヵ月苦しい戦いが続いたBクラス3球団をチェック。交流戦での巻き返しを狙ったが、思うように白星は伸びず。3球団ともにAクラス追撃の糸口を見いだせなかった。
※紹介は6月18日試合終了時点での順位順となります。

横浜DeNAベイスターズ

投手陣が苦しみ交流戦は全カード負け越し

3・4月を勝率5割で乗り切ったベイスターズ。しかし4月下旬に打線の軸の一人牧秀悟が離脱したことで、5月も苦しい戦いを強いられた。5月1日から8日までの7試合では、打線が7試合で46得点と奮起。しかし投手陣が、7試合で48失点と流れをつくれず。勝敗は3勝3敗1分となった。5月9日以降は打線の勢いがなくなり、接戦を落とすケースが増え、白星は重ねられず。それでも21勝23敗1分と、3位に2ゲーム差という状況で交流戦を迎えた。

しかし、悪い流れを払拭することができず、開幕カードで負け越し。その後も投打が噛み合わない試合が続き、6月6日から12日まで6連敗となり、交流戦の最終結果は5勝13敗と8つの借金となってしまった。

細かいデータを見ると、交流戦期間中の得点65は12球団で3位。6月4日に牧も復帰し、起爆剤となった試合もあったが、勢いは長く続かず。一方の投手陣は、12球団ワーストの失点87と崩壊したのも、低迷の原因となった。

ペナントレース中盤からの巻き返しへ向けの課題は、先発投手陣の整備だろう。東克樹、石田裕太郎の2人はローテを守れているが、その他の投手が不安定となっている。リリーフ陣が一定の成績を残しているだけに、先発のコマが揃えた戦いも変わってくるだろう。一方の打線は、全体敵に調子の波をどう抑えるかがポイントだ。

画像1: 写真:共同通信
写真:共同通信

広島東洋カープ

打線の低迷が4年ぶりの交流戦負け越しにつながる

3・4月を借金6で終えたカープは、5月に入ってからも浮上の兆しは見えず。5月13日までの月間試合成績も3勝6敗1分となった。その後今季初の3カード連続勝ち越しをいい流れをつくり、新井貴浩監督になってから3年連続で勝ち越し中の交流戦へと突入した。

しかし、交流戦初戦を逆転負けで落とすと、そこから6連敗。4カード目のオリックス・バファローズ戦で勝ち越したものの、6月9日から4連敗と巻き返しを逃し、結果5勝12敗1分となった。投手陣の失点54は12球団中4番目の少なさで、チーム防御率も12球団中3位と粘りを見せた形だ。しかし、千葉ロッテマリーンズとの3連戦は、いずれも逆転負けとなったのは痛かった。一方でより深刻だったのが、交流戦のチーム打率.206と12球団ワーストを記録した打線だろう。完封まけは18試合中2試合と少なかったが、3点以下の試合が12と、投手陣を援護できなかった印象が強かった。

昨季の首位打者・小園海斗が交流戦終了時点で2割前半、頼みのモンテロ、ファビアンの両助っ人も開幕から調子が上がらず。投手陣がなんとか踏ん張っているだけに、打線の奮起が待たれる。

画像2: 写真:共同通信
写真:共同通信

中日ドラゴンズ

交流戦4連勝スタートもすぐに失速

開幕約1ヵ月で借金11と浮上の気配が見えなかったドラゴンズ。5月に入ってから、投打が噛み合わない試合が続いてしまう。5月上旬にタイガース、ジャイアンツという上位チームとの対戦で勝ち越しを決めたが、交流戦前の11試合は、2勝8敗1分と勢いが長続きせず借金15で、交流戦へと入っていった。

それでも、交流戦序盤は4連勝と好発進。この勢いが続くかに思われたが、5月30日から⚄連敗。その後もカード勝ち越しを決められず、7勝11敗で交流戦を終えた。投打ともに飛び抜けた成績を出す選手が現れず、いい流れをつくっても長続きしない状況が続いている。中でも心配なのが、主砲の細川成也。交流戦での打率が.159と低迷し、打線をけん引できず。交流戦途中から一軍に復帰した助っ人ミゲル・サノーもまだ本調子には至っていないだけに、今後も苦しい展開が続くことが予想される。

投手陣も、若きエース高橋宏斗の調子が全く上がらず、6月に入ってからはファーム調整が続いている。それでも、2年目の金丸夢斗に、大野雄大と柳裕也のベテラン2人が粘りを見せているだけに、悩めるエースの復活が待たれる。

画像3: 写真:共同通信
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