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『オクニョ』で気になる美人女将、オ・ナラのその後と「現在」

  • 2026.5.29

テレビ東京で放映中の『オクニョ 運命の女(ひと)』には、主人公オクニョを取り巻くさまざまな人物が登場しているが、その中で存在感を放っていたのがオ・ナラ演じるファン・ギョハだ。

都でも指折りの大きな料亭を取り仕切る女主人として登場した彼女は、華やかさと貫禄、そして人情味をあわせ持つ魅力的な女性だった。

劇中では、コ・スが演じたユン・テウォンを実の息子のように育て、時に厳しく、時に温かく支える頼れる存在として活躍した。高官や両班たちにも顔が利くほど広い人脈を持ち、そのつながりを生かしてテウォンを助ける姿は、まさに“できる大人の女性”そのもの。物語の軸を支える名脇役として、多くの視聴者の印象に残ったのである。

(写真=MBC『オクニョ』)

そんなファン・ギョハを堂々たる存在感で演じたオ・ナラは、『オクニョ』以降も着実にキャリアを積み重ね、韓国ドラマ界に欠かせない実力派女優として支持を広げている。

オ・ナラ(写真提供=OSEN)

その後の代表作としてまず挙げたいのが、2018年の『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』と『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』だ。
『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』では、愛嬌あふれるセレブ妻「ジェニー」ことチン・ジンヒ役を好演。『マイ・ディア・ミスター』で演じたジョンヒは、多くの視聴者の心をつかんだ役だった。

さらに彼女の魅力は、しっとりとしたヒューマンドラマだけにとどまらない。近年はコメディでも存在感を発揮しており、2025年にはシットコム『ビラン(悪役)の国』で主演を務めた。

しかも役名は本人と同じ“オ・ナラ”。家族の日常をユーモラスに描く作品の中心に立ち、親しみやすさと確かな演技力を存分に見せている。加えて、2024年の『地獄から来た判事』、同じく2024年の『遊んでくれる彼女』、そして2025年の『優しい男』『初、恋のために』『コンフィデンスマンKR』などにも出演し、特別出演を含めて話題作への登場が続いている。作品ごとに異なる空気をまといながら、短い登場でも印象を残せるところに、オ・ナラの強さがある。 

オ・ナラが幅広い役柄を自然に演じられる背景には、舞台で磨いてきた確かな基礎がある。

デビュー以来、ミュージカルを含む舞台経験を積み重ねてきた彼女は、セリフの響かせ方、感情の届け方、そして人物に厚みを持たせる表現に定評がある。そのため、強い女性も、寂しさを抱えた女性も、コミカルな人物も、それぞれに説得力を持って演じることができるのだ。 

また、私生活でもオ・ナラはたびたび注目を集めている。長年交際を続けている俳優キム・ドフンとの関係は韓国でもよく知られており、2025年にもバラエティ番組などで自然体の恋愛観を語って話題になった。長い時間をともに過ごしながらも、飾らず、自分らしい言葉で関係を語る姿には、大人の女性としての余裕と愛らしさがにじむ。 

『オクニョ』でファン・ギョハを演じていた頃から、オ・ナラには人を惹きつける不思議な華があった。そして2026年の今、その魅力はさらに深まっている。主役を支える名脇役としても、物語を引っ張る中心人物としても輝けること。上品さ、親しみやすさ、ユーモア、そして人生の機微を感じさせる奥行きまで備えていること。だからこそ彼女は、今もなお多くの作品で求められ続けている。

文=森下 薫

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