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中3娘のためにネットでコスメを購入。“コンビニ払い”させたつもりが…→後日、届いた“1通の通知”に40代母が青ざめたワケ

  • 2026.7.27
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。元金融機関職員のWebライター、越智愛理です!

スマホひとつで買い物も決済も完結するキャッシュレス社会。便利になった一方で、私たちは子どもたちに「お金を支払う」ということの本当の重みを教えられているでしょうか。

今回ご紹介するのは、元金融機関職員である筆者が窓口で実際に経験した、ある親子を巡る未払いトラブルのエピソードです。「後払いの遅れは信用情報に傷がつくの?」という母親の切実な訴えから見えてきた、現代の子どもたちが直面するマネーリテラシーの課題と、大人が果たすべき役割について考えます。

期限切れの督促メールに愕然。焦る母親が窓口で放った一言

その日、金融機関の窓口に来られたのは、45歳の女性でした。

手には1枚の払込用紙と、スマホのメール画面。「これ、すぐに振り込みたいんです」そう言う声は、少しうわずっていました。

女性が差し出したのは、通販の後払いの払込用紙でした。

中学3年生のお子さんがほしがった美容コスメを、母親である女性が代わりにネットで注文したとのこと。支払いはお子さん自身にさせるつもりで、コンビニ払いを選んだそうです。

ところが、商品を受け取ったにもかかわらず、お子さんは支払いをしていませんでした。女性が未払いに気づいたのは、一通の催促メールでした。

「メールが届いたときには、すでに支払い期限を3日過ぎていた」と女性は説明します。

見せていただいたスマホのメール画面には、こう書かれていました。「お支払い期限を過ぎてもご入金の確認が取れておりません。下記口座へ直接お振込みいただいてもご入金いただけます」

女性は、その一文を頼りに、慌てて窓口へ駆け込んできたのです。

「信用情報に傷がつく?」元金融機関職員が伝えたリアルなリスク

振込手続きを進めながら、女性は落ち着かない様子で、こう尋ねてきました。

「あの、支払いを忘れてしまったことで、信用情報に傷がつきませんか?ローンを組んだり、クレジットカードが作れなくなったら、困るんです」

払込用紙を握りしめた女性の声には不安がにじんでいました。さらに「お子さんを強く叱ってしまった」とも話してくれました。

私は、できるだけ穏やかにお伝えしました。

「通販の後払いを一度払い忘れたことが、すぐに信用情報機関へ影響を与えるとは限りません。今回のように速やかに支払えば、大事に至らずに済むことがほとんどです」と。

女性の表情が、少しだけ和らぎました。ただ、安心だけをお伝えするのは違うとも思い、私は続けて言いました。

「支払いを長く放置すれば、手数料が上乗せされたり、督促が続いたり、サービスによっては今後の利用を断られたりすることもあります。支払いの遅れが、本当に信用へ関わる事態に発展するケースは確かにあります。だからこそ、お客様が慌てて駆け込んでこられたのは、決して大げさなものではありませんよ」

女性は、深くうなずきました。

「自分で払ってね」だけでは伝わらない、キャッシュレス時代のマネー教育

無事に振込を終えた女性は、帰り際にぽつりと言いました。「自分で払ってねって、子どもに言っただけで、教えた気になっていました。あの子、払込用紙が何なのかも、よくわかっていなかったみたいで」

その表情は、お子さんを責めるものではなく、自分自身を反省しているようでした。

キャッシュレスが当たり前になった今、子どもたちは成長するにつれて後払いやクレジットカードなど、現金以外の支払い方法を選択する機会が増えます。便利な決済手段ですが、子どもが使うようになる前に「支払う」という行為の重みを、大人が正しく伝えなければいけません。あの日の女性の後ろ姿は、その大切さを、静かに教えてくれた気がします。


執筆:越智愛理
元金融機関職員のWebライター。預金・融資に携わり、お客様の人生の節目に立ち会ってきた経験をもとに執筆しています

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