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夫を亡くした40代妻→「遺族年金で暮らしていける」と思いきや…子どもの高校卒業時、支給額を見て“青ざめたワケ”

  • 2026.6.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関でマネージャーを務めながら、家計のご相談に日々向き合っている中川です。

今回ご紹介するのは、夫を亡くし子どもを育てる40代Aさんの体験談です。

「遺族基礎年金は子どもが独り立ちするまで続く」と思っていたものの、高校卒業の年度末で支給が打ち切られた経緯をご紹介します。

「遺族基礎年金は子どもが独り立ちするまで続く」と思っていた

Aさんは40代の女性。夫を病死で亡くし、子どもを育てながら遺族基礎年金を受け取っていました。

「子どもが独り立ちするまでは、遺族年金で暮らしていける」。そう考えて、家計のやりくりを続けてきたといいます。

「進学してからも、しばらくは続くものだと思っていました」

高校を卒業する春、年金が止まった

ところが、子どもが高校を卒業する年の春、遺族基礎年金の支給が終わりました。

遺族基礎年金の対象になる「子ども」は、18歳になった年度の3月31日までです。

子どもは高校3年生の間に18歳を迎えるため、ちょうど高校を卒業するタイミングで対象から外れます。Aさんは、子どもの大学進学で出費が増える時期に、頼りにしていた年金を失うことになりました。

「進学でお金がかかるときに、収入が消えてしまいました」

Aさんは将来に不安を覚えたといいます。

遺族基礎年金は、高校卒業のタイミングで終わる

遺族基礎年金は、18歳到達年度の末日(3月31日)までの子どもがいる配偶者か、その子どもに支給されます。子どもは高校3年生の間に18歳になるため、実際には高校を卒業する年度末で支給が終わります。

進学で学費や生活費が増える時期と、年金が止まる時期が重なりやすいのが、見落とされやすい点です。

なお、夫が会社員だった場合などは、打ち切りのあとも遺族厚生年金や中高齢寡婦加算で支えが続くことがあります。

支給が終わる時期を見越して、備えておく

遺族基礎年金は、子どもの高校卒業とともに役割を終える年金です。

いつまで受け取れるのかを早めに確かめ、支給が終わったあとに向けて備えておきましょう。大学進学などで出費が増える時期と重なることを知っていれば、慌てずに済みます。

自分がいつまで、いくら受け取れるのかを年金事務所で確認しておくことが、家族の生活を守ることにつながります。


執筆・監修:中川 佳人

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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