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父親の「ブス」から総額700万→14歳で整形した女性の痛切な告白に「泣きながら読んだ」【作者に聞く】

  • 2026.5.27
画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA

「すっげー、ブス」。エレベーターのすれ違いざま、知らない男性から投げられた言葉だ。14歳で二重整形をし、社会人になってからもほうれい線やシミ、イボなどを除去。「かわいい」と言われるための努力を続けてきたのに、どうしてなのか。うみの韻花(@umino_otoka)さんの実体験を描いたコミックエッセイ『14歳で整形した私 「ブス」の呪いから解けて自分を好きになる日まで』を紹介するとともに、本作に込めた思いを作者のうみのさんに聞いた。

画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
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※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

他人の言葉が引き金に。総額700万円をかけた整形の沼

成長期に容姿を否定された経験は、心に大きなしこりを残すことがある。うみのさんもその1人だ。美容外科医だった父親からの「今はブスだが、将来は美人になる」という言葉が呪縛となり、14歳で初めて二重整形を経験した。その後、見知らぬ男性から浴びせられた暴言をきっかけに2度目の施術へ。さらに交際相手から「胸がない」と指摘されたことで豊胸手術にも踏み切った。いじればいじるほど理想の顔から遠ざかるような、整形の沼にはまっていったという。

目、鼻、輪郭、胸など、これまでにかかった費用は総額700万円以上。うみのさんは本作を描いたきっかけについて、「モラハラの彼と別れたことをきっかけに人生をやり直そうと一念発起し、幼いころからの夢だった漫画家を目指しました。整形をテーマにしたエッセイならリアルで目を引くのではないかと考え、誰かに批判されたとしても、ありのままの体験を描こうと決めました」と振り返る。

「醜い」という葛藤を乗り越え、整形は人生の勲章に

漫画の中には、整形後も交際相手に容姿を否定されるつらい描写がある。「整形しても自分をかわいく思えない」という苦悩について、うみのさんは外見に執着するあまり心が歪んでしまった当時の自分を、客観的に恐怖や異常性を感じさせる姿として描いたという。「つらかった記憶を呼び起こし、泣きながら描いたこともありました」と明かす。

それでも、整形をしたこと自体は後悔していないと語る。「鼻の整形では左右差ができてしまい気になっている部分もありますが、整形前のコンプレックスは解消され、自分に自信を持てるようになりました」とうみのさんは語る。胸を張って歩けるようになり、「かわいい」「きれい」と言ってくれる人もいる。「心を病んでしまうことは何度もありましたが、その経験を経て、少しずつ自分で自分を認めてあげられるようになりました。整形は『自分を好きになるために勇気を出した証』であり、人生の勲章だと思っています」と力強く語った。

見た目以上に大切なもの。これから整形を考える人へ

SNSの普及により、美容整形は身近なものになっている。うみのさんはこれから整形を考えている人に対し、クリニック選びの重要性を説く。「少なくとも3〜5カ所はカウンセリングに行き、比較してください。値段の安さや近さで決めず、1番重要なのは執刀医の技術です」。過去に自身も甘く見て失敗した経験から、納得するまで質問し、SNSや口コミで情報収集を徹底することを勧めている。「リスクや後遺症の可能性を理解したうえで施術を受けてほしいです。また、流行りのデザインや新しい施術に安易に飛びつかず、自分に似合う自然なものを選ぶのがよいかなと思います」と実体験に基づいたアドバイスを送る。

本作を通して最も伝えたいのは、コンプレックスで苦しむ人たちへのエールだ。「外見の悩みは根深く、1人で抱え込んでしまうことも多いと思います。そんな人たちに『悩んでいるのはあなただけじゃない、大丈夫だよ』と伝えたいです。『人は見た目が1番大事』と言われがちですが、大切なのは見た目だけではありません。他人の言葉の暴力に惑わされず、自分をしっかり持って生きてほしいです」とうみのさんは語る。次回作を執筆中だといい、「今後もたくさん漫画をお届けしていきたいと思っております」と意気込みを語った。

取材協力:うみの韻花(@umino_otoka)

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