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圧倒的な存在感で作品の完成度を引き上げる!韓国ドラマを支える“名バイプレーヤー“たち

  • 2026.5.26

主役を引き立てながら、時には作品そのものを支配する。主演ではないものの、圧倒的な演技力と強烈な個性で物語に深みやスパイスを与え、作品を大ヒットへと導く「名バイプレーヤー(名脇役)」がいる。

多くの作品に出演していることから、視聴者に「また出てる!」愛され、作品ごとに異なる顔を見せてくれる、韓国ドラマ界の名バイプレーヤーたちを紹介する。

俳優編

キム・ウォネ
(写真=SSGG COMPANY)

1969年生まれ。劇団「ナンタ」の初期メンバー出身という異色の経歴を持ち、ミュージカルや演劇で培った確かな演技力と豊富な舞台経験が彼の強み。長年演劇界で実力を磨いた後、ドラマ界でもブレイク。コメディから悪役まで自在に演じ分ける”カメレオン俳優”として数々のドラマをヒットに導く。

キム・ウォネの最大の武器は、“普通の人”をリアルに演じる巧さ。小市民的な情けなさ、コミカルな間、善人にも悪人にも転べる曖昧さを自然に表現します。特にコメディ演技のテンポ感は抜群で、シリアス作品でも空気を和らげる存在だ。

<おすすめ出演作>

『力の強い女ト・ボンスン』(キム・グァンボク/オ・ドルピョ役)

主人公ボンスンの怪力に圧倒されるヤクザのボス(グァンボク)と、オネエ上司(ドルピョ)の一人二役を熱演。独特のテンポ感あるコメディ演技で視聴者に強い印象を残した。

Netflixドラマ『恋の通訳、できますか?』(キム・ヨンファン役)

キム・ソンホ演じるホジンと親しい人気小説家キム・ヨンファン役。ホジンの恋の行方をさりげなく後押ししながら、知的で少し風変わりな存在感を放つ。ホジンに対するヨンファンの名言「世界には人の数だけ言語がある」も話題に。コミカルさと知性のバランスが光る。

ユン・ギョンホ
(写真提供=OSEN)

1980年生まれ。舞台・映画・ドラマを横断して活動する実力派。近年は主演級ドラマへの出演も増え、“信頼できる脇役”として人気を確立。

特に“生活感”のある演技が抜群。疲れた中年男性、小心者、熱血漢、裏社会の人物まで、現実にいそうな空気感で演じる。愛嬌のある表情や、シリアスな悪人からコミカルな役柄まで見事に演じ分ける幅広い演技力、ふとした沈黙や目線だけで人生を感じさせる繊細さも彼の魅力。

<おすすめ出演作>

Netflixドラマ『トラウマコード』(ハン・ユリム役)

主人公の天才外科医ペク・ガンヒョク(演者チュ・ジフン)が赴任したハングク大学病院の重症外傷チームと対立する消化器外科のハン・ユリム役を熱演。娘の命を救ってもらったことがきっかけでガンヒョクの実力を認め、ドラマ後半ではガンヒョクを支えるために奮闘する。

Disney+『伝説のキッチン・ソルジャー』(パク・ジェヨン役)

主人公カン・ソンジェ(演者パク・ジフン)の成長を見守るベテラン補給官パク・ジェヨンを演じる。強い全羅道訛りがトレードマークで、ベテラン軍人らしい厳格さや「頑固なオヤジ(コンデ)っぽさ」を持つ一方で、コミカルな一面も併せ持つ。毎回昇進に失敗しており、さらに問題児のソンジェが登場したことで頭を悩ませている。

チェ・ウォニョン
(写真=HODU&U Entertainment)

1976年生まれ。長身と柔らかな声を生かし、知的な役から狂気的な悪役まで幅広く演じる屈指の名バイプレーヤー。

上品さと不穏さを同時に漂わせる稀有な俳優。優しい父親役でもどこか緊張感があり、逆に悪役でも人間味を失わない。特に感情を抑えた芝居が秀逸で、“静かな圧”を生み出せる俳優として作品を盛り上げる。

<おすすめ出演作>

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(ファン・チヨン役)

脳神経外科の天才医師。名門「SKYキャッスル」の住民たちの中で唯一の良心であり異端児。権力や野心よりも人命と倫理観を最優先する謙虚人物で、出世欲にまみれた他のセレブ夫たちとは対照的な存在として、物語の重要なカギを握る。中盤以降、ある大事件に巻き込まれた息子を救うため、必死に奔走する。

Netflixドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』(チェ・ドンヒョン役)

映画会社「チェ・フィルム」の代表。業績好調な映画会社の代表でありながら、「金のために映画を作る」という露骨な商業主義の意志を隠そうともしない人物。成果の出せない無能な人間たちを「根こそぎ排除したい」と考え、主人公ドンマン(演者ク・ギギョファン)など、日の目を見ないクリエイターたちに対して冷酷な現実を突きつける壁となる。

女優編

キム・ソニョン
(写真=KANG ENTERTAINMENT)

1976年生まれ。演劇界出身。映画には2005年から出演していたが、ドラマへの本格進出は2014年と遅咲き。2015年のドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~』への出演をきっかけに広く知られるようになり、2020年の『愛の不時着』(Netflixで配信中)で第56回百想芸術大賞の最優秀助演女優賞を受賞する。

彼女の魅力は、温かさ、生活力、図太さ、優しさを絶妙なバランスで表現する演技力。長年の舞台経験があるからこそ、セリフの間合いや表情ひとつで作品のリアルな空気感を生み出すことができる。

<おすすめ出演作>

『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(キム・ソニョン役)

女手一つで2人の子供を育てる人情味あふれるお母さん役を好演。近所の主婦仲間との爆笑の掛け合いから、家族を想う涙の演技まで、温かい人間味が詰まっている。彼女の知名度を一気に押し上げた出世作。

映画『コンクリート・ユートピア』(グメ役)

大地震で廃墟と化したソウルで唯一崩落を免れたマンションの住人で婦人会長。自分の利益とマンションの治安維持のために誰よりも率先して行動し、住民ルールを最も熱心に守らせる強烈なキャラクターを熱演。じわじわと狂気に染まっていく様子は必見。

ヨム・ヘラン
(写真提供=OSEN)

1976年生まれ。大学時代の演劇サークルをきっかけに役者の道を歩み始め、長年の舞台経験に裏打ちされた圧倒的な表現力を持つ実力派女優。助演ながら作品ごとに強烈な印象を残し、“出演作にハズレなし”と言われる。常に潜むリアルな人間味を表現することに長けており、SNSやメディアでは「100のおばさんの顔を持つ」と称されるほど、役柄ごとに全く異なる印象を視聴者に与える。

<おすすめ出演作>

Netflixドラマ『マスクガール』(キム・キョンジャ役)

我が子への凄まじい執着から「復讐の鬼」と化す母親を怪演。物語の序盤は、どこにでも居そうな平凡で苦労人のおばさんとして登場するも、息子の死をきっかけに暴走する。その原因となった主人公キム・モミ(演者イ・ハンビョル、ナナ、コ・ヒョンジョン)を地獄の果てまで追い詰める、狂気に満ちた殺人鬼へと変貌を遂げる。

映画『しあわせな選択』(イ・アラ役)

主人公マンス(演者イ・ビョンホン)の前に突如現れる正体不明の人物。常軌を逸した行動でマンスの日常と精神を徹底的に破壊する。劇中では不気味な笑みを浮かべ、圧倒的な威圧感を放つ。サイコパス的な側面や強烈な存在感を見せている。

イ・ボンリョン

(写真=A.M.Entertainment)

1981年生まれ。演劇界で長く活動し、近年ドラマでも注目を集める存在。長い演劇経験で培われた確かな実力を持ち、主役を引き立てつつもシーン全体を支配する圧倒的な演技を見せる。最近では名脇役としてのキャリアを経て、主演級の存在感を発揮する俳優へと進化を遂げている。夫は俳優のイ・ギュフェ。

<おすすめ出演作>

Netflixドラマ『いつかは賢いレジデント生活』(ソ・ジョンミン役)

研修医(レジデント)たちにとって「憧れの存在」でありながら、ミスには容赦なく苦言を呈するメリハリの効いた指導医を熱演。しかし、ただ厳しいだけでなく、後輩がよくやった時には確実に褒めて引き上げる「真のリーダー」としての温かい姿を見せ、視聴者から「この先生の元で赤ちゃんを産みたい」と言われるほどの高い支持と共感を獲得する。

Netflixドラマ『海街チャチャチャ』(ヨ・ファジョン役)

海辺の町・コンジンで刺身店を営むパワフルな女店主。一見するとサバサバした姉御肌だが、実は元夫への複雑な感情や、大切な人への深い愛情を胸に秘めている繊細な女性を好演。彼女が涙を流すシーンは多くの視聴者の涙を誘った。

韓国ドラマの魅力を支えているのが、圧倒的な演技力と存在感を持つ“名バイプレーヤー”たち。主演を引き立てながら、ときには物語そのものを動かす彼らの演技は、作品にリアリティと深みを与えてくれる。コミカルからシリアスまで自在に演じ分ける実力派俳優・女優たちの活躍に注目すると、韓国ドラマはさらに面白く感じられること間違いなし!

(文=韓ドラLIFE編集部)

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