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鰹は「堅」で鰯は「弱」までは納得、しかし秋田の県魚に「神」の字を当てた名付け親の事情が深い

  • 2026.5.27
鰹は「堅」で鰯は「弱」までは納得、しかし秋田の県魚に「神」の字を当てた名付け親の事情が深い

寿司屋の魚へん漢字、由来を知ると景色が変わります

寿司屋のお品書きに並ぶ魚へんの漢字。鰹は「堅」、鰯は「弱」とくれば、なんとなく意味は想像がつきますよね。

ところが秋田の県魚「鰰」になると、なぜ魚へんに「神」と書くのか。

調べてみたら、漁師さんの自然観察がそのまま一文字に置き換えられていました。

クイズ:魚へんに「神」、何の魚でしょう

ヒントは3つです。
・秋田県の県魚
・雷が鳴る季節にだけ大群で岸に寄ってくる
・しょっつる鍋や塩焼きでおなじみ

選択肢

1.ハタハタ
2.シシャモ
3.キス
4.メバル

正解は?

正解

「鰰」=ハタハタ。

なぜ魚へんに「神」を当てたのか

古来、雷は「はたた神(神鳴り)」と呼ばれていました。ハタハタは雷の鳴る晩秋から初冬にかけて産卵のために沿岸へ押し寄せる魚。雷の季節に岸へやってくる魚だから、魚へんに「神」を当てたといわれています。ちなみに魚へんの漢字は中国に由来するものと、日本で作られた国字とが入り混じっていて、観察と信仰が一字に込められた粋な命名が少なくないんです。

他にも由来が腑に落ちる魚へん漢字

・鯖(さば):青い背中(青背)に由来して「青」
・鱚(きす):清楚な姿から「喜」の説あり

まとめ

ハタハタを当てられたあなたは、相当な魚通かもしれません。

何気なく眺めていた寿司屋のメニューには、漁師さんの観察眼と季節感が一字ずつ書き込まれていました。

次の機会には、ぜひ魚へんの字を眺めてみてください。読めた数だけ、季節と海が近くなります。

参考:「大阪市水産物卸協同組合 魚へんの文字」

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