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「部屋でボールを蹴っていました」天井から響いた大きな音。だが、夫が聞きに行くと思わぬ事情があった

  • 2026.8.7

深夜、天井から響いた大きな音

もう15年以上前、夫と幼い子どもと一緒に、小さなアパートで暮らしていた頃の話です。

建物には8世帯ほどが入居しており、その多くが小さな子どものいる家庭でした。

多少の足音や泣き声はお互いさまだと思いながら、私たちも生活していました。

我が家は1階です。寝室の真上には、幼い子どものいるご家族が住んでいました。

ある日の深夜、日付が変わった頃のことです。

天井から突然、ドタドタという激しい足音が聞こえてきました。

さらに、何かが床にぶつかるような鈍い音も、何度も繰り返し響いてきます。

少し待てば収まるかと思いましたが、音はなかなかやみません。

眠っていた我が子も目を覚まし、泣き始めてしまいました。

抱き上げて背中をさすっても、頭上から大きな音が響くたびに驚いてしまい、なかなか眠ってくれません。

「ちょっと、様子を聞いてくるよ」

普段は滅多に怒らない夫が、そう言って立ち上がりました。

感情的に責めるのではなく、音が響いていることだけを伝えるつもりだったようです。私は子どもを抱きながら、夫が戻ってくるのを待ちました。

室内でボールを蹴っていた父親

数分後、戻ってきた夫は、少し驚いたような表情をしていました。

「何の音だったの?」

私が尋ねると、夫は上階で聞いた話を教えてくれました。

玄関に出てきたのは、その家の父親だったそうです。

夫が「深夜なので、少し音を控えていただけませんか。下の寝室までかなり響いています」と穏やかに伝えると、父親はすぐに事情を話しました。

「子どもがなかなか寝なくて、部屋の中で一緒にボールを蹴っていました」

足音だけでなく、床に響いていた鈍い音は、ボールを蹴る音だったのです。

父親は、下の部屋にそこまで大きく響いているとは思っていなかったようでした。

「本当に申し訳ありません。もうやめます」

そう言って、何度も頭を下げたといいます。

事情を聞いても、深夜に室内でボールを蹴ることには驚きました。しかし、父親がこちらの話を素直に受け止めてくれたため、夫もそれ以上責めることはしませんでした。

夫が部屋に戻ってくると、上階から聞こえていた音はすぐに止まりました。

その後、顔を合わせたときにも、父親は改めて謝ってくれました。私たちも普通にあいさつを交わし、それまでと変わらないご近所付き合いを続けました。

深夜の騒音には困りましたが、落ち着いて事情を伝えたことで、大きなトラブルにならずに済んだのだと思います。

その夜を最後に、上階からボールを蹴るような音が聞こえてくることはありませんでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

深夜、天井から響いた大きな音

もう15年以上前、夫と幼い子どもと一緒に、小さなアパートで暮らしていた頃の話です。

建物には8世帯ほどが入居しており、その多くが小さな子どものいる家庭でした。多少の足音や泣き声はお互いさまだと思いながら、私たちも生活していました。

我が家は1階です。寝室の真上には、幼い子どものいるご家族が住んでいました。

ある日の深夜、日付が変わった頃のことです。

天井から突然、ドタドタという激しい足音が聞こえてきました。さらに、何かが床にぶつかるような鈍い音も、何度も繰り返し響いてきます。

少し待てば収まるかと思いましたが、音はなかなかやみません。

眠っていた我が子も目を覚まし、泣き始めてしまいました。抱き上げて背中をさすっても、頭上から大きな音が響くたびに驚いてしまい、なかなか眠ってくれません。

「ちょっと、様子を聞いてくるよ」

普段は滅多に怒らない夫が、そう言って立ち上がりました。

感情的に責めるのではなく、音が響いていることだけを伝えるつもりだったようです。私は子どもを抱きながら、夫が戻ってくるのを待ちました。

室内でボールを蹴っていた父親

数分後、戻ってきた夫は、少し驚いたような表情をしていました。

「何の音だったの?」

私が尋ねると、夫は上階で聞いた話を教えてくれました。

玄関に出てきたのは、その家の父親だったそうです。

夫が「深夜なので、少し音を控えていただけませんか。下の寝室までかなり響いています」と穏やかに伝えると、父親はすぐに事情を話しました。

「子どもがなかなか寝なくて、部屋の中で一緒にボールを蹴っていました」

足音だけでなく、床に響いていた鈍い音は、ボールを蹴る音だったのです。

父親は、下の部屋にそこまで大きく響いているとは思っていなかったようでした。

「本当に申し訳ありません。もうやめます」

そう言って、何度も頭を下げたといいます。

事情を聞いても、深夜に室内でボールを蹴ることには驚きました。しかし、父親がこちらの話を素直に受け止めてくれたため、夫もそれ以上責めることはしませんでした。

夫が部屋に戻ってくると、上階から聞こえていた音はすぐに止まりました。

その後、顔を合わせたときにも、父親は改めて謝ってくれました。私たちも普通にあいさつを交わし、それまでと変わらないご近所付き合いを続けました。

深夜の騒音には困りましたが、落ち着いて事情を伝えたことで、大きなトラブルにならずに済んだのだと思います。

その夜を最後に、上階からボールを蹴るような音が聞こえてくることはありませんでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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