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「これ、君の名前が入ってるけど」部下の資料を徹夜で作ったと嘘をついた上司。部長が資料の隠し文字を見つけた瞬間

  • 2026.5.24
「これ、君の名前が入ってるけど」部下の資料を徹夜で作ったと嘘をついた上司。部長が資料の隠し文字を見つけた瞬間

チームの手柄をすべて自分のものにする上司

私が所属するチームの直属の上司は、部下が仕上げた成果を自分の手柄として部長に報告する人だった。

会議のたびに「私がまとめた」「私が提案した」という言葉が出てくる。チームのメンバー全員がそれを知っていたが、証明する術がなかった。

決定打になったのは、あるプレゼン資料だった。私が1か月かけて調査データを集め、スライドを一から組み上げた。

提出の前日、上司が「最終確認するから」と回収した。

翌日の会議で部長に向けて上司が口にした言葉は忘れられない。

「私が徹夜で作りました」

チームの誰もが顔を見合わせた。私は黙って前を向いていたが、手のひらに爪が刺さるほど握りしめていた。

その日から、私はある準備を始めた。次に渡す資料の各スライドの隅に、印刷しても目視では確認できない薄さのグレーで、自分の名前と作成日を埋め込んでおいた。データとして開けば浮かび上がる、目に見えない作成者の記録だった。

部長が編集モードで開いた瞬間

数週間後、部長がその資料をデータで精査していたとき、スライドの隅に不自然な余白があることに気づいた。

拡大して編集モードで確認すると、薄いグレーの文字が現れた。

翌日の会議の場で、部長が上司に静かに問いかけた。

「これ、君の名前が入ってるけど、どういうこと?」

上司の顔が一瞬で蒼ざめた。

言い訳を探すような間があったが、言葉は出てこなかった。

部長はそのまま過去の資料の確認を指示し、調べが進むにつれてこれまでの横取りが次々と明るみに出た。

その後、上司は別部署への異動が決まった。

引き継ぎの挨拶でチームの前に立った上司の顔は、いつもの自信に満ちた表情ではなかった。

同じチームのメンバーから「これまで黙っててごめんね」と声をかけられた。みんな同じ気持ちを抱えながら、誰も言い出せなかったことを知った瞬間だった。

1か月分の努力がようやく正しい場所に届いた気がして、久しぶりに深く息を吸えた。隠し文字を仕込む発想なんて、それまでの私の中にはなかった。

それでも、ちゃんと作ったものに自分の名前を残すという、ごく当たり前の作業が、結果的にすべてを動かしてくれた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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